過去ログ - 比企谷八幡と材木座義輝は愛 -SS速報VIP

過去ログ - 比企谷八幡と材木座義輝は愛

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1:名無しNIPPER[sage]
2015/12/11(金) 23:31:10.42 ID:DhX9QTpKo
※注意点

・地の文ありですが、話の性質上わかりやすくするために台詞の前に名前をつけてます
・その名前は見た目、外見準拠です
・シリアスでもイチャイチャでもホモでもないです

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/11(金) 23:48:33.81 ID:DhX9QTpKo

ある日の奉仕部。

そこにはいつもの光景が広がっている。

3:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/11(金) 23:49:07.01 ID:DhX9QTpKo
由比ヶ浜的には唐突でもないのかもしれないが、言われた雪ノ下と同じ場にいる俺は何言ってるのこの子と思わざるを得ない。

「嫌よ」

「即答！？いいじゃんゆきのん、やろうよー暇だよー」

4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/11(金) 23:49:38.59 ID:DhX9QTpKo
「そもそも何故そんなことをしなければならないの」

「えー？練習？」

「そんなことをする機会、私には一生ないわ」

5:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/11(金) 23:50:08.16 ID:DhX9QTpKo
あの、由比ヶ浜さん、あまり前屈みになるとスカートが……。

「ほらーゆきのん、食べて食べて」

「はぁ……」

6:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/11(金) 23:50:52.31 ID:DhX9QTpKo
雪ノ下はなおもそれを避けるように体を反らす。

おいおい、椅子も後ろに傾いてきてるじゃねぇか、危ねぇぞ。

そう思った瞬間、雪ノ下の椅子はバランスを崩し、同じく支えをなくした由比ヶ浜もろとも部室の床にすっ転ぶ。

7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/11(金) 23:52:01.59 ID:DhX9QTpKo
「あいたた……ゆきのんごめんー……」

「はぁ……由比ヶ浜さん……。まったく、酷い目にあったわ」

よかった、二人に怪我はないみたいだ。

8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/11(金) 23:53:04.32 ID:DhX9QTpKo
「ゆきのん重いー、早くどい……ん？なんであたし、え？」

「…………一体、どういうことなの、これは……」

「ええええーーーー！？」

9:名無しNIPPER[sage]
2015/12/12(土) 00:13:58.28 ID:QWJOPSKRo
期待

10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:36:43.12 ID:NpfYZBQco

この状況は一体なんなのか……。とても理解が追い付かない。

当人達の慌てようは俺以上で、何を言っているのか全然わからない。いやわかる。わかるけどわからん。

11:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:37:22.21 ID:NpfYZBQco
結衣「私にも何がなんだかわからないわ……」

雪乃「あ、あのね！あたしがゆきのんで、ゆきのんがあたしなの！」

八幡「すまん、わかんねぇ。というかお前雪ノ下だろうが。なんで由比ヶ浜みたいな喋り方してんだ？」

12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:37:54.08 ID:NpfYZBQco
人って思ったよりも見た目だけに頼ってなくて、その立ち居振舞いでも人を認識してるもんなんだな。

そんな新発見をしたところで不自然な状況はなにも変わっていない。二人はお互いに目をきょろきょろさせながら騒いでいる。なんなんだこれは……。

八幡「ちょっと落ち着けお前ら、話すの一旦止めろ。確認させてくれ。雪ノ下」

13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:38:33.35 ID:NpfYZBQco
雪乃「そんなわけないじゃん！」

結衣「あなた、私がそんなことを出来ると思っているの？」

由比ヶ浜の声で言われたのが癪だが、まさにその通りだ。

14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:40:36.37 ID:NpfYZBQco
また雪ノ下風の女の子にヒッキーと呼ばれて心臓が跳ねる。いや違う、こいつは由比ヶ浜らしい。俺も落ち着け。

八幡「どうしようと言われてもだな、俺が知るわけねぇだろ。つーかそんなの簡単に信じられるかよ……」

二人でスッ転んだら性格が入れ替わるとか、そんなファンタジーあってたまるか。それなら俺だって舞空術使えたっておかしくねぇだろうが。

15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:41:11.31 ID:NpfYZBQco
朝起きたらベッドが札束になってねぇかなぁ。

カメハメ波ーッ！

出ねえな。

16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:41:39.66 ID:NpfYZBQco
雪乃「あたしとヒッキーだけが知ってること……。あ」

八幡「ん？」

雪乃「ヒッキー、ちょっと耳貸して」

17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:42:25.14 ID:NpfYZBQco
え、えーと。とりあえず雪ノ下がそれ知ってるとは思えねぇな。由比ヶ浜もさすがにそこまでは言わんだろうし。

八幡「お、覚えてる」

雪乃「パンさんのグッズ売り場、だったよね」

18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:43:12.08 ID:NpfYZBQco
あー、言われるとあれだな、照れ方が由比ヶ浜と雪ノ下って違うんだな。

結衣「……あの、比企谷君と二人で、その、買い物に行ったときにあなたからもらったもの、覚えているかしら」

八幡「あー、あれか。小町が途中で消えた時か……」

19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:43:56.50 ID:NpfYZBQco
信じたくはないが間違いなさそうだ。この二人は人格？自我？のようなものが入れ替わっているらしい。

結衣「……いえ、こんな常識外のこと根拠もなしに信じられるならそっちのほうがどうかしてるわ」

雪乃「だねー、あたしも自分じゃなかったら絶対あたしを騙そうとしてるんだって思うよね」

20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:44:29.94 ID:NpfYZBQco
雪乃「ちょっ、なにやってんの！？ゆきのん！？」

結衣「な、何よ、これは……。足下が見にくいじゃない」

雪ノ下はおもむろに胸元のボタンをもう一つ開けると、両手で。胸を。おっぱいを。ぽよんぽよんと。楽しそう……ではないな、忌々しそうに、揉みしだく。というか、弾けさせる。

21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/12(土) 00:45:17.60 ID:NpfYZBQco
雪乃「べ、別に邪魔だなんてことは……もう慣れたし。…………あ、そういえば今、なんか肩が軽いかも」

結衣「…………せいっ！とりゃっ！」

雪乃「ぎゃー！」

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