11: ◆tXSQ21DKYs
2015/12/12(土) 01:19:54.02 ID:QvQsG1d2o
「ご馳走様です」
「お粗末さまです。片付けてくるね」
「何から何まですみません」
「いいのいいの、海未ちゃんはお客さんなんだから」
食器を持って台所へ向かう穂乃果を見送る。手持ち無沙汰になって、部屋の各所に視線をさまよわせる。
そしてある一点で目が留まる。部屋の隅に積まれた参考書。大学受験用のものだ。
赤い装丁の、いわゆる赤本と呼ばれるもの。それが何故ここにあるのだろうか。
疑問に思い、手を伸ばす。裏表紙の隅には黒いマジックペンで「西木野真姫」とあった。
「真姫の……?」
真姫の参考書が、どうして穂乃果の家に?
穂乃果が勉強を教えている……ということはないだろう。私にだって無理だ。
かといって、わざわざ穂乃果の家で勉強するということも考えにくい。真姫は、どちらかといえば一人で勉強するタイプだ。
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