過去ログ - 【モバマスR18】留美「ハーブティーしかないけど、いいかしら?」
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6: ◆K1k1KYRick[saga]
2015/12/12(土) 03:32:56.86 ID:ZFOnWicWo
「!?」

留美の目が大きく開く。

今まで微動だにしていなかった催眠状態の相手が

突如手を伸ばして彼女の後頭部を押さえてきたのだ。

彼女は何が起こったのか分からないまま彼の淫舌にその可憐な口を穿たれた。

「ああっ……どうして……!」

留美が美優に目をやると、彼女もまさにプロデューサーによって

その淫らな肢体を包み込まれてまさぐられている。

「はぁ……はぁ……どうして、薬が……?」

留美と美優はプロデューサーからのディープキスを

もろに食らい、すっかり先程までの威勢を挫かれた。

二人は想い人に唇を吸われた嬉しさと、失せた薬効に対する驚きを、交互にその顔に見せている。

「喫茶店で美優さんと良からぬ話をしていたと思ったら……案の定でしたね?」

留美Pは言った。

「途中でぶつかったのも覚えてないでしょう?

 あの時、俺たちはトイレ横の席に居たんですよ。

 あの後すぐに志希に聞いて企みが全部分かりました」

「そんな……志希ちゃんは秘密厳守って……」

慌てて留美は口を閉じた。

「研究というものはね、ただでは出来ないんですよ。

 小学生の自由研究ならまだしも、彼女みたいに

 大学の研究室クラスのレベルなら尚更、ね」

「ともかく、僕らは留美さんが一服盛るだろうと思い

 チョコレートには手を付けませんでした。

 そしてハーブティーに混ぜる直前に、水で溶いた胃薬にすり替えたんです。

 似たアンプルに入れた薬に、ね」

美優Pが付け足す。

「……あの、これは……」

「……留美さん、どこまで俺を困らせれば済むんですか!」

留美Pは叱りつけるように大声を発して留美を見つめていた。

彼女は身をすくめてプロデューサーの肩の震えている様を見ている。

しかしその震えは留美への怒りというよりかはむしろ不甲斐ない自分への苛立ちに見えた。


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