過去ログ - 八幡『一色と巡った場所を奉仕部3人で巡る』
1- 20
4:名無しNIPPER
2015/12/14(月) 01:02:28.51 ID:e9Y6/KcDO

「終わった、、、」

一色からのフリーペーパー作成の依頼は俺が担当していたコラムの書き上げに伴い終了した。

雪ノ下のチェックも済み,先程由比ヶ浜から無事に入稿できたとの連絡が来た。これで一色からの依頼は完全に達成したことになる。

長い戦いだった。特に俺が担当していたコラム作成に予想以上の時間がかかり,3人には迷惑と心配をかけた。雪ノ下が入稿が間に合うようにマネジメントしてくれたから良かったものの,そうでなければ完全に原稿を落としていただろう。

締め切りが迫った作家というのはこのような気持ちなのだろうかと勝手に想像してしまった。

そもそも高校生活に夢や期待とやらを抱いて入学してくる新入生のためのコラムを俺が書くということに無理があるのだ。

中学の時点で俺はそうした夢(笑)や期待(笑)が幻想に過ぎないことをきちんと学んだ上,更に高校にいたっては入学式にすら出ていない。

退院してクラスに入ってからは中学の反省を活かしつつステルス能力をふんだんに使い,平塚先生に奉仕部に強制入部させられるまでは帰宅部として孤高に活動してきた。

大事な事なので繰り返そう。そんな俺に新入生向けのコラムを書くことがそもそも無理なのだ。

とは言え,無理なことを(どういう理屈かは知らないが)実現させるのが仕事というものであり,そうした意味で俺は一生分の仕事をした。

もう二度と働きたくない。平塚先生に専業主婦という選択肢を消されてしまった今,俺は新たな道を模索しなくてはならないのである。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
24Res/8.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice