過去ログ - 【安価】「力を手に入れるには代償が必要だ」
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19:名無しNIPPER[saga]
2015/12/14(月) 14:27:58.00 ID:4noyhthVo
-近くの森・オークの住む洞穴-

「ねえ、女神様」

「なんだ? 怖気づいたか?」

「近くの森に魔物住みすぎじゃない? というか野宿してたところとそんなに離れてないんだけど」

「女神パゥワーで気付かれないようにしてたのさ」

「女神様が倒せばいいのに……」

「か弱い女の子を働かせるつもりかね?」

「はいはい。はぁ、心が痛むが。コボルト達すまん」




「おでの住処に何か用かあ?」

「悪いがお前を倒しにきたぞ! オーク! 倒すのはコボルトだけど」

「なんで倒されなきゃいけないんだあ?」

「なんでって、そういう決まりだからだよ! 変なこと言うな!」

「悪いことしてないのになあ。決まりなら仕方ないなあ」

「女神様。ほんとに倒していいんですか?」

「うむ。魔物は滅びるべきだ」

「そういうことだ。悪いなオーク。俺に決定権はないんだ。コボルト達、オークを囲め!」

「分かった」

「そして起爆!」

洞穴内部は粉塵に包まれた。

「汚ぇ花火だぜ」

粉塵が晴れると、そこにはオークの欠片も残っていなかった。ついでにコボルトも木端微塵だ。

「さて帰るか」

「またれよ」

洞穴を出たところで背後から声を掛けられる。

とても嫌な予感がするが、振り返らざるを得ない。

「はい、なんでしょう」

「私は女騎士だ。お前を見てると無性にムラムラする。襲わせろ」

「お断りします!!!」

「それをお断りだ! 今甲冑を脱ぐから待っていろ」

待つわけがない。俺は女騎士が甲冑を脱いでいる間に全力でそこから逃げ出した。


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