過去ログ - 【安価】「力を手に入れるには代償が必要だ」
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25:名無しNIPPER[saga]
2015/12/14(月) 14:53:10.78 ID:4noyhthVo
「任意の空間の水分を凍らせて鏡のような氷を出せる能力だ」

「毎度毎度都合のいい能力が出るな」

「その代わりお前はあと1年で死ぬ」

「代償でかすぎない!?」

「なに、もとよりお前はただの捨て駒に過ぎんのだ」

「あと1年以内に襲わなければいけないのだな?」

「こいつらは爆弾しかけられそうにないな」




-近くの森・石造りの城-

「この前見たよこの城」

「キャンプ地を探してる時に見たな」

「怪しすぎて入らなかったけど、よく俺の村滅ばないよな」

「早く入れ、寿命は残り少ないんだぞ」

「はいはい」

城の扉を開けると、大広間があり、そこには女がいた。

闇の中でも分かるほど艶のある黒髪。

ふくよかな胸。すらっと伸びた足。局所にはヘビが巻き付いており、時折見えそうになるのが欲情を誘った。

「おい、何を見惚れている」

女神様の恫喝で思わず我に返る。

だが、俺はまだ石になっていなかった。

「よくぞおいでなさいました。主様」

「は?」

よく見るとその女は目隠しをしていた。

「永久にも感じる長い間あなたをお待ちしておりました。どうか私も旅に連れて行ってください」

後ろから突き刺さる視線が痛い。

殺さなければ殺すぞ、と。

「分かった。だが、目隠しを外してほしい。君の顔が見たいんだ」

「主様……。主様がそうおっしゃるのであれば」

そうしてメデューサは石になった。

目の前に鏡のように綺麗な氷を出していたからだ。

「うむうむ、よく働く下僕だ。案外優秀だったのかもしれないな?」


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