過去ログ - 鷹城恭二「ロケ弁の中に……肉じゃが?」
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◆Vq2Qo.DUCLbr
[sage]
2015/12/15(火) 00:02:41.44 ID:0q5iMFVDo
???「それじゃ失礼しますねーっ!」
元気よく帰りの挨拶を告げて、一人のアイドルがレコーディングルームからいそいそと出てきた。
名前は五十嵐響子。
経緯は明かされてないが公園を訪れたP本人にスカウトされてきて、今では立派なアイドルだった。
気立てよし、家事全般に強く、明るく元気でディレクターやスタッフの受けもいい、人気急増中の期待の新人と言えた。
響子「さー早く帰ってお掃除お洗濯っと……あら?」
今日の収録に訪れたのは自分一人ではなかったのか、もう一人、帰ろうとしている誰か、人影を発見した。
背格好の大きい、男性だ。 多分自分より年上だが、年はそう離れてはなさそうに思えた。
駅に向かうバス停までの道は一緒なため、響子が彼を後から追う形のように歩いていく。
ふとその男はコンビニで足を止め、そこに入っていった。
響子「あ、そうだ、私も新しい洗剤買わないと」
コンビニに入り、最初から買う物が決まっている響子はさっさと手に取り、レジに向かう。
今度は、男のほうが響子の後ろに並んだ。買い物を終えて響子がコンビニを出ようとすると。
???「温めますか? じゃない、温めてください」
響子「(コンビニ弁当かな? 誰かが作る手料理のほうがやっぱり美味しいし健康的だと思うんだけどな)」
他愛なくそう思い、特に関心なく響子はそのまま帰っていった。
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