23: ◆H0XvovGbeD/X[saga]
2015/12/15(火) 20:25:00.64 ID:RdmMo/gV0
溝呂木「コイツが民家で作物を漁っていた時、運悪く居合わせた少年と女性が最初の被害者になってしまった」
溝呂木「その他の家族は開拓作業で留守にしていて、事件が発覚するまでに少し時間が空くんだが…」
溝呂木「資料によれば、発見時に少年は首の肉を大きく抉られ、側頭部に親指大の穴が開いた状態で息絶えていたらしい」
溝呂木「女性の方については、室内に激しく抵抗した跡と飛び散った血しぶきが残されていたが、彼女の姿はなく…」
溝呂木「しかし、小屋から裏山まで遺体を引きずっていったと見られる血痕が雪道に続いていたそうだ」
晴「はわわわわ…」ガタガタ
溝呂木「翌日、村人達は猟銃を装備して、持ち去られた女性の遺体の捜索にあたった」
溝呂木「その道中でコイツに出くわすが、一行は銃で威嚇し、なんとかこれを退ける」
溝呂木「懸命な捜索の甲斐あって、その日のうちには雪に埋められた女性の遺体を発見できたそうだ」
溝呂木「ただ、残っていたのは膝から下の足部分と頭蓋の一部のみだったそうだが…」
溝呂木「それでも捜索隊は、彼女を手厚く弔うためその遺体を村に持ち帰った」
溝呂木「当時の人々の情の深さが伺える、とても良い話だな」
溝呂木「だが、皮肉にもその行為がさらなる悲劇を生んでしまったんだ…!」
鳰(うげぇ…まだ続くんスかこの話…)
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