過去ログ - 四条貴音の裏ラーメン探訪 豊島区池袋のこってりラーメンチェーン
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1:名無しNIPPER[saga]
2015/12/15(火) 23:05:42.30 ID:R2NJqf2h0
アイドルマスターSSです。
携帯での書きためがありますが,パソコンで転記しながらのんびり地の文にてお送りします。

わかる人には,タイトルだけでどのお店なのかわかるかもしれません。

それでは,よろしくお願いします。




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2:名無しNIPPER[saga]
2015/12/15(火) 23:08:32.81 ID:R2NJqf2h0
2015年12月某日,くもり。

寒さはそれほどでもありませんが,昼下がりを覆う鈍色の空は重く,冷たい雰囲気を醸し出しております。

道行く人々もどこか早足に見える季節となり,ビルの合間を吹き抜ける風にぶるりと小さく身を震わせながら,思ったのです。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/12/15(火) 23:12:35.85 ID:R2NJqf2h0
何か温かいものでも,と思って店を探しながら街を歩いておりますと,目に入ったのは赤と白が目を惹く看板に,どんと書かれた「天下一品」の文字。

視力の悪いわたくしではありますが,この双眸はぴたりと看板を捉え,離れようとはしてくれません。

はて,何の店なのでしょうか。


4:名無しNIPPER[sage]
2015/12/15(火) 23:14:08.35 ID:sknaxpEzo
期待


5:名無しNIPPER[saga]
2015/12/15(火) 23:15:07.56 ID:R2NJqf2h0
好奇心猫を殺すと申しますが,さあ天下一品とやら,この四条貴音を如何様にしてくれるのでしょう。

「大仰な名前が伊達ではないことを期待しておりますよ」

そんなわけのわからない上から目線の言葉を声に出して呟くほどに,わたくしの心は舞い踊っておりました。
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/12/15(火) 23:18:25.22 ID:R2NJqf2h0
店の前の立て看板が読めるくらい,店内が見えるほどに近づきますと,わたくしは自らの本能をこれでもかというくらいに褒め称えました。

嗚呼,らぁめんでは,らぁめんではありませんか!

堪え難い空腹に苛まれ,今にもきゃらくたぁというものをかなぐり捨てて走り出さんばかりであったわたくしには,この出会いが天啓にも天恵にも思え,感謝と喜びの年にうっとりと目を閉じました。


7:名無しNIPPER[saga]
2015/12/15(火) 23:20:00.80 ID:R2NJqf2h0
×感謝と喜びの年

○感謝と喜びの念


以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/12/15(火) 23:21:55.15 ID:R2NJqf2h0
眼を開くと,なんと面妖なことでしょう,わたくしはカウンター席に座っていたのです。

催眠術や超すぴぃどなど,そのようなちゃちなものでは断じてありません,もっと恐ろしいものの片鱗を味わってしまいました。

お恥ずかしいかぎりですが言うまでもありません,わたくしの食欲です。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/12/15(火) 23:24:53.81 ID:R2NJqf2h0
光栄にも四条貴音のらぁめん探訪というう企画を任されておりますので,日頃かららぁめんには事欠きません。

しかし,それでいて,いつ何時もわたくしの心を捉えて離さないのがらぁめんなのです。

番組で食べているんだからせめておふのときには控えてくれ,と困ったように笑うプロデューサーの顔がちらりと頭をよぎりましたが,時すでに遅し,わたくしはもう店内におります。
以下略



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