過去ログ - 【咲-saki-×東方安価】京太郎＆エイスリン『ゲンソウビヨリ』屠自古「その４だ」 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲-saki-×東方安価】京太郎＆エイスリン『ゲンソウビヨリ』屠自古「その４だ」

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18: ◆pVFxOJxdKw[saga]
2015/12/17(木) 21:38:06.80 ID:Q0jc9s4P0
91～98とゾロ目　経験値2100×２
ゾロ目好感度＋14×２

こいし「……まだ心を読んでいた頃は、地上にいて……あまり外に出ることがなくて退屈だったからって、人里まで出かけちゃったの。お姉ちゃんに行くなって言われてたのに」

京太郎「うん」

こいし「結果ね、いろんな人間と出会った。中には仲良くしてくれる人もいて、とても楽しかったの」

京太郎「……それがどうして？」

こいし「ある日、私が心を読む妖怪だって分かったとたん……人間たちの態度が一変したの、気持ち悪がったり、お金儲けに利用したいって思ったり……いい心の人は皆どんどん離れていって、悪い心の人ばかりに付きまとわれて……」

京太郎「それは、すごく嫌だな……」

こいし「……お兄さんみたいに優しい心を持った男の子に恋したこともあった、けどその子は……最後には『お前なんて大嫌いだ』って言われちゃった」

京太郎「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

こいし「えへへ～大丈夫だよお兄さん、もう昔の話だから。……それから私は思ったの、『人の心なんて見ても落ち込むだけで、良い事なんて何一つ無い』って……そして、心を読むための第三の眼を閉じたの……そして今の能力を手に入れた」

京太郎「そっか……大変だったな……」

こいし「確かに……その時は辛かったし、泣いてばかりだった……けど今はそんな事ないの。お姉さまもペットたちもいるから、寂しくないし……心を読むこともないから、傷つくこともない。……ただ第三の眼を閉じたときに、溜め込んだ感情を開放しきれないまま心まで閉じちゃったから……それで今回みたいなことになっちゃった」

京太郎「ストレスをため込みすぎて爆発した……というより、俺が踏み抜いて爆発したが正しいか」

こいし「ふふっ、そうだね！お兄さんが凄く、それこそ私が恋した男の子よりずっと優しくて強い人だったから……私も爆発したのかもね♪」

京太郎「それは、光栄に思っていいのか？」ﾌﾌｯ

こいし「うん！お兄さんは、私の知る中で一番かっこいい男の人だよ！だから私が爆発しても仕方ない♪」ﾆｺｯ

京太郎「理不尽だぁ～、まっ、それでいいさ。心閉ざした、本心でないままで話しするよりも……今のこいしの方がずっと魅力的だからな」ｳﾝｯ

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　　　　　　　　　/´　>､::::＼＼　　. : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.,'￣ﾌ　「そ、そっかな……うふふ、そんな風に言われるの初めてだから照れるなぁ……////」
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京太郎「……やっぱりずっと心を閉じたままってのは良くないのかもしれないな、たまにこうやって開放するのも必要なことなのかもしれない」

こいし「うん……私もそう思うかも……」

京太郎「……俺がここから帰った後で、今度また会ったらその時沢山話そう……心を閉ざしたりしないでさ」

こいし「……いいの？」

京太郎「ああ、もちろん」

こいし「……ありがとう、お兄さん……大好きだよ♪」ｷﾞｮﾛｯ

京太郎「おう、ありがとな(嬉しい事言ってくれるな、本当)」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

こいし「……(えへへ……お兄さんの心だけは、これからもこっそり覗いちゃおっかな？)」ﾆｺﾆｺ

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