過去ログ - 四条貴音「おのまとぺをご一緒に」
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4: ◆8HmEy52dzA[sage saga]
2015/12/18(金) 19:02:26.28 ID:cSL4roIE0


02.


「なあ貴音、この後は帰るだけだし、飯でもどうだ?」

車内、わいぱぁが『ゆっこゆっこ』と窓を往復する音だけが響く中、あなた様が唐突にそんなことを仰いました。

あなた様との食事。
あいどるの皆とは一線を引いている感のあるあなた様からのお誘いは滅多にない機会ですし、是非とも行きたいところなのですが――。

あいどるを営む上で、最大の敵は自分自身です。
自己管理の出来ない者がどうしてとっぷあいどるを獲れるというのでしょう。
口惜しいですが、ここは丁重に断らせていただきましょう。

「お誘いは嬉しいのですが……この時間に食事を摂ると、体型の維持が……健康にも、」

「ラーメン屋でもダメか?」

と、
次の瞬間、『ぐう』と、地響きのような大きな音がわたくしのおなかから響いたのでした。
慌ててお腹を押さえるも、一度蠕動を始めた胃袋はそう簡単には止まってくれないらしく、『くうくう』と小刻みに音を鳴らし続けていました。

「ははは、身体は正直だな」

「……お恥ずかしい」

というわけで、らぁめん屋へと足を運んだ次第でした。
欲望に正直なこの身体、なんとか自制したいものですが、未熟者ゆえ中々上手くいきません。



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