過去ログ - 【総合タワーリシチ】 君が朝に弱いのは
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14: ◆/BueNLs5lw[saga]
2015/12/20(日) 00:26:00.62 ID:TtakAw770
なのに、今はウサギと亀みたい。
みゃあの気持ち、知ってるのにさ。
知らないフリして、いつまでも甘えてるの。
ひっでえ話だ。
可愛そうな亀を待っていたら、
いつの間にか追い越されてるのな。
こっちは何にも成長してないのに。
可愛そうなのはウサギだったって話。

「ちーちゃん、電気消してー」

「ほいほい」

部屋は一瞬で真っ暗になった。
みやこの穏やかな息遣いに、
耳を傾ける。
いつもなら、瞬寝するのに。

「ちーちゃん、私ね」

背中を向けて、そう言ってきて、

「子どもが無理なのは分かってるからね。さっきのは冗談。ちーちゃんみたいな可愛い子が産みたいなって話」

笑って、こちらを振り向いた。
あたぼーよ。
どっかの国ではそういうのも可能になってるみたいだけどさ。

「本気ならびっくりです」

私も笑いながら答えた。
みやこの腕が、すっと私の体を抱きしめた。

「でも、私の気持ち……気づいてるよね?」

耳元で言われて、
太ももの近くがひゅんとなった。


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