過去ログ - ありす「文香さん。もうすぐクリスマスですね」
1- 20
11: ◆a/CmvfV8ng[saga]
2015/12/19(土) 17:57:43.86 ID:NmGa4MwH0
玄関をくぐり廊下を抜けて、通されたリビングルームは綺麗に飾り付けされていて
今日のために頑張ってくれていたことが一目でわかりました。しかし一つ疑問が生まれました。

文香「ありすちゃん、ご両親はいらっしゃらないのですか?」

ありす「はい。なんか男の子が来ると勘違いしたのか余計な気を回して出てっちゃいました」

文香「そうなんですか。それは少し申し訳ないことをしましたね」

ありす「そんな気にしないでください。うちの親が勝手に勘違いしただけですから!....それに文香さんと二人きりで嬉しいですし」

ずるいなぁありすちゃんは頬を赤らめながらそんなことを言われたらいくら同性の私と言えどもどきりとしてしまいます。

文香「そうだ、ありすちゃん。メリークリスマス...です」

恥ずかしさを紛らわせるため鞄から昨日買ったプレゼントを鞄から出します。
クリスマスプレゼントをどのタイミングで渡すのが適当かはわかりませんので手土産を渡すときの所作を参考にして
紙袋から出してありすちゃんの正面に来るよう180度回転させて差し出しました。

ありす「ぷっ...ふふふ。なんでそんなに畏まるんですか」

笑われてしまいました。何か可笑しいところがあったのでしょうか...。

ありす「ありがとうございます。開けてもいいですか?」

文香「はい、気に入っていただければ幸いです」

包装を破らないように丁寧にテープをはがし目をキラキラさせながら開けていくありすちゃんが可愛くて仕方ありません。
これだけで送った甲斐があるというものです。

ありす「わぁ...これタブレットケースですか?苺と猫がついてて可愛いです!それに私の好きなもの。覚えててくれたんですね!」

にっこりと笑ってタブレットケースを抱きしめながらそんなことを言われては、耐えられません。くらくらとします。
私は心の中で昨日の私を「よくやりました」と褒めてやります。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
19Res/13.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice