過去ログ - 海未「新しく入部してきた一年生たちがヤバすぎるのですが……」
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以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします
[saga]
2016/01/04(月) 19:15:32.15 ID:KaP9eSDVO
ことりの視線は空に向いていた。
もう何度目の光景だろう。
バク転、バク宙、体操選手のように駆けては跳ね、飛び、回る凛と花陽に目を奪われていた。
ことり「凛ちゃんも花陽ちゃんもすごーいっ!」
凛「えへへー!」
花陽「これはこれで楽しいかも」
最初は嫌がっていた花陽もことりに乗せられて練習そっちのけに延々と凛とアクロバットを披露していた。
ことりが嬉しそうにしているともっともっと楽しませてあげたくなる。
凛ちゃんの気持ちが少しわかったかも、と自分自身もつい楽しくなってしまっていた花陽だった。
凛「よーしっ、じゃあ次はうーーんっと助走つけて地上で回転した後にそのまま空中でもう一回転!」
花陽「で、出来るかなぁ…」
凛「余裕余裕! かよちんレベルに合わせてあるから」
ことり「二人ともがんばれー」
凛「いっくにゃー!」
凛の合図で二人はスタートを切った。
その勢いを身体に乗せ、両腕の反動で低い位置に弧を描く。
そして落ちてくる両足で思いきり地面を蹴り、そのまま頭上へと高く飛び上がった。
凛も花陽もタイミングぴったりに空中にて一回転を決める。
地上では目で追うのが必死な速さだったが、空中での二人はまるでスローモーション。
孔雀が羽を広げたみたいに美しくこと目に映っていた。
凛と花陽は空中でアイコンタクトをとった後、体勢を整えつつ地面へと落ちる。
その時だった。
二人が着地する寸前に屋上の扉が開いた。
目を取られつつも綺麗に着地を決めた凛と花陽。
顔を上げた先には部活申請から戻ってきた海未たち三人がいた。
海未「……何をやっているのですか?」
目を細め、明らかに怒っている様子の海未。
凛「え、えーと……練習?」
花陽「ご、ごめんなさい…!」
凛「かよちんっ、謝ったりしたら凛たちが遊んでたって認めたことになっちゃう!」
海未「ほぅ……練習をサボって遊んでいた、というわけですね」
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