過去ログ - 海未「新しく入部してきた一年生たちがヤバすぎるのですが……」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/12/19(土) 22:57:29.66 ID:A7VbibUhO
花陽「クラスメイトだよ?」
凛「それくらい知ってるにゃー! どんな子だっけ?」
花陽「えーと……花陽もまだ話したことないんだけど、いつも机に座って本読んでる赤い髪の子」
凛「赤い、髪……あー」
花陽「思い出した?」
凛「んー、なんとなく……」
花陽「あの子、入試でも一番だったんだって。全教科満点だったとか」
凛「入試でもかよちん負けたの!?」
花陽「うん、まぁ花陽なんかよりも頭良い人なんていっぱい」
凛「いないよっ! 中学の時だって凛とかよちんだけ断トツだったじゃん!」
花陽「でも高校になればやっぱり…」
凛「……っ」
花陽「何処行くの?」
凛「教室。いるんでしょ? その西木野って子」
花陽「いると思うけど……って凛ちゃん! 仲良くなりにいくんだよね!? ケンカとか駄目だからね!?」
教室に戻るとやっぱりいた。
つまらなそうな表情。
周りに誰も寄せ付けず黙々と文庫本のページを捲っている指。
そして、赤い髪。
間違いない、あの子だ。
あの子が、西木野真姫。
一直線に彼女の席へと向かう。
襟足を掴むような弱々しい声が後ろから聞こえてきたけど、今は聞く気にはなれなかった。
凛「……西木野さん、だよね?」
真姫「……」
凛の声に興味を示すことなく、文庫本から目を離そうとしない西木野真姫。
そんなに面白そうな本には思えないけど。
と、いうことはまるでそこに誰もいないみたいに。
そんな扱いされているんだ、凛は。
へぇ……、ケンカ売ってきてるのはそっちじゃん。
バンッ!!
両手で思いきり机を叩いた。
その音は教室中に響き渡り、他のクラスメイトたちも凛と真姫の方へ注目を寄せた。
真姫「……うるさいんだけど」
凛「あ、やっと聞こえた?」
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