過去ログ - 海未「新しく入部してきた一年生たちがヤバすぎるのですが……」
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21:名無しNIPPER[saga]
2015/12/20(日) 23:07:43.87 ID:amU1ceNcO

教室に戻り、自分の席に座るとかよちんが駆け寄ってきた。


花陽「おかえり。かなり長い時間怒られたみたいだね」

凛「まぁね……あんな大事にしなくてもいいのに」

花陽「あれだけ廊下で大騒ぎしたらこうなるって」

凛「……先生呼んだのかよちんでしょ?」

花陽「だ、だって止められる人いなかったから……。怒ってる?」

凛「怒ってる……けど、かよちんにじゃなくて」

花陽「……その様子じゃまだ仲直りしてないみたいだね」

凛「仲直り? するわけないじゃん! あんな人と」

花陽「ちゃんと謝った?」

凛「凛が? なんで?」

花陽「……いくよ」


花陽が凛の制服の袖を引っ張り席を立たせる。

多分、西木野真姫に謝りに行けということなのだろう。

なんで自分が謝らないといけないの? と拒む凛に花陽は諭すように言った。


花陽「理由はどうあれ凛ちゃんが悪いよ。先に手を出しちゃったんだから。西木野さんはちょっと難しい子みたいだけど、それでも暴力は…」

凛「凛は悪くないもん……絶対に悪くないもん」

花陽「凛ちゃん」

凛「やだ」

花陽「凛ちゃんの気持ちもわかるけどとりあえず謝ろ? ちゃんと話してみたら仲良くなれるかもしれないし」

凛「ふーん、かよちんは西木野さんの味方なんだ?」

花陽「そ、そういうこと言ってるんじゃなくてぇ…!」


平和的な性格の花陽が言っていることもわかるし、自分が周りと比べて子供染みているというのも理解している。

それに、大人びた態度の真姫を少しだけ格好いいと思ってしまったことも凛のなかでは事実であり。

別に羨ましいとかそうなりたいとか思っているわけではないけど、高校生にもなってまで花陽にあまり心配かけさせるのも悪い気がしていたから。


凛「……わかったよ。……謝ればいいんでしょ」



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