過去ログ - 勇者「淫魔の国で過ごす日々」
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11: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/20(日) 00:26:58.40 ID:OZ5mIP6Co

サキュバスA「……お待ちしておりましたわ、陛下」

書斎の中央にある大机には、すでにサキュバスAがついていた。
机の上には、駒無しのゲーム盤がある。

仕草で促されるままに対面の席につき、互いに盤面に手をかざし、唱える。

勇者「……白」

サキュバスA「黒。淫魔の進軍」

それだけで、互いの陣地二列をそれぞれ光と影とが覆い、晴れた頃には「駒」が出現していた。

勇者が選んだ白の駒は、かつてのものとはかすかに違っていた。
前列には盾と剣とを携えた女性の歩兵。
後列両端には、従来のルークの姿を残した見張り塔と、その上に陣取る、豆のような小ささの女弓兵、恐らくエルフ。
その内側のナイトは、前回と同じく女騎士だった。
続いてビショップはシスター、クイーンは威厳ある女王、キングは整った顔立ちの男装の麗人と、これも同じ。



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