過去ログ - 勇者「淫魔の国で過ごす日々」
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18: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/20(日) 00:35:16.14 ID:OZ5mIP6Co

三秒までを数える間もなく、股間に、外気の涼しさと、糖蜜の蒸気にも似た甘ったるい熱を覚える。
さながら熟達の盗賊の解錠が如く、ベルトが外され、留め具が外され、
ズボンと下着が太ももの半ばまで引き下ろされる。
淫魔の早業は、その事実に気付く事さえも遅らせてしまった。

サキュバスA「あら……。朝は少々やり過ぎてしまいましたわね? でも、大丈夫。私に任せて……」

微かに血流を増した自身の、その先端に吐息がかけられた。
当たり前の話、亀頭の粘膜に味蕾も嗅覚も備わっているはずがない。
なのに――――亀頭に感じたその吐息からは、茉莉花にも似た香りと、砂糖菓子のような甘さを覚えた。
ペニスが、味覚と嗅覚、触覚。
五つのうちの三つの感覚を無理やりに備えさせられてしまったような。
淫魔の魔技によって、つくり変えられてしまったような。

これは――――。

勇者「お前……、『魔眼』を使ったな? いつ?」

サキュバスA「ふふふ。『私は』使えないなんて申しましたか? もっとも、私のは魅了するタイプのものではありませんわ。
       相手の感覚器に作用して、感覚の種類も、感度も自在のままにしてしまうのです」




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