9: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2015/12/20(日) 00:24:57.24 ID:OZ5mIP6Co
勇者「……久々に、指すか?」
そう提案すると、サキュバスAは唇をかすかに歪めて笑った。
この世界に来た時に一度教わり、それから暇を見つけてもう二局。
彼女と「淫魔のチェス」を指したのは、計三回。
勇者自身も特に腕に覚えは無いが、彼女もそれほど長じてはいない。
こちらに華を持たせようとしている様子もなく、意外にも彼女とは互角だ。
サキュバスA「ええ。……せっかくですし、一局。それでは……しばし休まれた後、書斎にて」
勇者「分かった。適当に城をぶらついてから向かうよ」
サキュバスA「はい。……時に、陛下。日が沈んでからはいかがいたします?」
勇者「いかが、って何が?」
サキュバスA「お風呂『で』なさいますか? 食事しながら? それとも、私?」
勇者「選択肢が無いぞ!」
サキュバスA「シチュエーションは違いますわよ。ここでセーブしておくことを強く勧めます」
勇者「……まぁ、後で」
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