過去ログ - 【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である【データ6】
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◆QhFDI08WfRWv
[saga]
2016/01/10(日) 20:25:21.50 ID:bjWBRDtNo
天乃「………………」
「君が記憶喪失になって、僕は選ぶことができたんだ」
いや、言われた。だろうか
体が不自由で、
自分のことを何一つ覚えていない
文字通り、荷物のような少女と一緒にいる気はあるか。と
「考える時間はあると言われたけど、迷わなかったね。教えてくれた人に一息の時間も与えなかったよ」
天乃「……そっか」
天乃は素っ気ないような返事を返したが
その白い頬はほのかに朱色に染まっていた
真偽を気にしなければ、
嬉しいか嬉しくないかと言われたら、当然嬉しいからだ
これほどまでに強く、愛してくれているのだから
「君のこの初々しさも。たくさん見たいからね」
天乃「っ―――もぅっ、離れてっ」
思わず突き飛ばしてしまったが、
尻餅をついた男性は痛そうにすることもなく、嬉しそうに笑った
「そうそう。君のそういう反応が―――可愛くて好きなんだ」
男性は例えを使わずに気持ちを語った
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