過去ログ - 穂乃果「寒い冬の一日」 -SS速報VIP

過去ログ - 穂乃果「寒い冬の一日」

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5:名無しで叶える物語（たけのこ饅頭）[saga]
2015/12/22(火) 04:08:30.29 ID:yk6xEOjc0
はぁ....またにこは寝てるのね。

希にさっき何か言われてたような....あ、あれ？

後ろの席の希から紙が飛んできたわ。

なになに？....やっほーえりち(*´`)

な....授業中なのに....でも、楽しそう。

先生にバレないように手紙のやりとりをするなんて、学生っぽいわね。

そんなことを考えてたら、自然とお返事を後ろに返してたわ。

....いつからだろう....こんなに青春を謳歌するようになったのは。

きっとあの時、μ’sに加入した時....肩の重みがすぅーっと消えていった、そんな気がした。

私の前に現れた元気な太陽....そしていつも影から支えてくれる優しい月。

結局自分ひとりじゃ何も出来なくて、いつも救われてばかり。

それが、人間。

私は何をひとりで頑張っていたのだろう....なぜ彼女たちに嫉妬し、素人だと突き放していたのだろうか。

今考えてみると馬鹿らしい。

だって、今がこんなにも輝いていて、私も穂乃果や希に近づけてる気がしてるから。

....ん....また飛んできたわ。

どうせ退屈な授業....気づいたら手紙に夢中になってた、そんな寒い冬の午後の授業。

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