22: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:30:51.48 ID:CkHlntBF0
ウサギ「肉食動物が…奴隷…」
リス「長きに渡って、肉食動物は私達草食動物を殺し、食べてきたのです。
下劣で愚鈍で醜悪な肉食動物には、当然の報いでしょう?」
23: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:31:26.29 ID:CkHlntBF0
ウサギ「奴隷だなんて…やっぱりおかしいよね。
肉食動物に話を聞くことはできないかなあ…
探してみよう!」
24: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:31:53.43 ID:CkHlntBF0
ウサギ「ここが肉食動物詰所…し、失礼します!」ガチャリ
「ひぃ!?そ、草食動物だぁ!」
「この時間に来るなんて聞いてないぞ…!」
25: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:32:19.54 ID:CkHlntBF0
ウサギ「えーと、あなたが代表…なんですか?」
ライオン「儂がここの肉食動物をまとめております、ライオンですじゃ。
あなたは、よく見ればここの社員ではないようですな。
26: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:32:45.23 ID:CkHlntBF0
ライオン「はい。食事は茹でた大豆に塩をかけたものと水。それも、餓死しないギリギリの量ですじゃ。
寝泊まりはここでしております」
ウサギ「ここって…布団は?」
27: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:33:11.90 ID:CkHlntBF0
ライオン「儂らは5〜6頭ずつのグループに分けられ、そのうちの1頭が逃げ出せば、連帯責任で他の者が処刑されるのですじゃ。
それに、草食動物は『じゅう』という武器を使います。あれには、全く敵わんのです。
この会社にも、たくさん用意されているのですじゃ」
28: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:33:39.65 ID:CkHlntBF0
ライオン「もちろんですじゃ。大豆だけでもなんとか生きていけることが分かっておりますからの。
皆の者、それで良いか!?」
「出られる…ここから…!」
29: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:34:12.40 ID:CkHlntBF0
ウサギ「いくら体力が衰えたとはいえ、ここにいる肉食動物の身体…
たぶん、草食動物よりずっと強いと思う。
だから、草食動物が銃を使えなければ、簡単に出られると思うんだ。
30: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:34:40.15 ID:CkHlntBF0
ウサギ「5階の武器庫。誰もいないよね…。
よし、鍵穴に接着剤を塗り込めて…ふーっ、ふーっ、よし!」
「こら!そこで何してる!」
31: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:35:09.33 ID:CkHlntBF0
ライオン「無事でしたか!」
ウサギ「うん!さあ、3階に行って他の肉食動物も助けに行こう!」
リス(あのクソガキ…!なんてことしてやがる!
32: ◆ERH4IkRlmI[sage saga]
2015/12/22(火) 15:35:36.98 ID:CkHlntBF0
ウサギ「肉食動物のみんな!一緒に逃げよう!」
「そ、草食動物だぁ!」
「ちょっと待て…一緒に逃げようって、どういうことだ?」
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