過去ログ - エツァリ「どこまでもお供しますよ、御坂さん」
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48:名無しNIPPER[saga]
2016/01/08(金) 21:54:43.40 ID:JH8XbMho0
裁かれなければならない罪が、ここにある。
ならば、その内の一つだけでも、冥土の土産に。
あの子たちに、私の血で手向けの花を咲かせよう。

そうして、御坂美琴は自身を拒絶した。
罪深き自分という存在を、自分だけの現実を以って、断罪する。

「あ。あぁ…あああ……」

轟、と美琴の体から光が爆発した。
爆発は爆発を招き、さらに豪快な音を立てて美琴を取り巻いていく。
光は一つに束ねられ、空へと舞い上がっていった。まるで龍の滝登りのようだった。
もしも、この光景を見るものがいたのなら――その余りの強烈で苛烈な美麗さに、圧倒されていただろう。

しかしこれは断罪の刃である。
雲の中で際限なく膨れ上がった電光は、にぃ、と牙を見せて獰猛に笑った。

「あああああああああああ!!!!」



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