過去ログ - エツァリ「どこまでもお供しますよ、御坂さん」
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51:名無しNIPPER[saga]
2016/01/08(金) 21:58:39.43 ID:JH8XbMho0

苦痛を、悲痛を、惨痛を。
痛みという痛み全てを舐め回すように味わえ。
それがお前の課された罰なのだから。

「かっ、は――あ、あは…ッ」

壮絶な苦しみを味わって尚、美琴は笑っていた。
まだまだだ、と断罪者である自分自身すら嘲笑うように。

美琴の磁力が唸る。バリバリと激しい歯軋りと共に、街灯が根っこから引き抜かれた。
街の安全と光を提供する役目をもって生まれたそれは、今夜ばかりは凶器と化す。
引きちぎられたことによって光を失った街灯は、美琴の体に吸い寄せられるように砂鉄の嵐に割り込んだ。
そして、寸分の迷いもなく一寸の躊躇いもなく美琴の体にのめりこむ。

「――――ッッ!!!!」

激痛で気が狂いそうだ。貫かれた脇腹から、血飛沫が躍りでる。
そのまま吐瀉物を撒き散らすように地面を赤色で塗りたくった。



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