過去ログ - エツァリ「どこまでもお供しますよ、御坂さん」
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54:名無しNIPPER[saga]
2016/01/08(金) 22:12:02.20 ID:JH8XbMho0
そうして御坂美琴の物語は幕を閉じる。
どうしようもなく下らなくて、あまりにもつまらない、ありふれた絶望の物語。

だというのに――最後の最期、その瞬間に、
コンテナが、不可視の力に呑まれてぼろぼろと霧散した。

(……あ、ぇ……?)

理解ができなかった。
理解が追い付かなかった。

例えば、こんな物語にも救世主なんてものがいたとして、
こんなタイミングはないだろう。

バッドもバッド、最悪すぎるタイミングだ。
ようやく、全て終わらせることができたのに。
やっと、解放されると思ったのに。

(一体、誰が……)


彼女が虚ろな視線を向けたその先では――



――――見知らぬ少年が、泣きそうな顔で立っていた。




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