過去ログ - エツァリ「どこまでもお供しますよ、御坂さん」
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77:名無しNIPPER[saga]
2016/01/11(月) 21:44:08.86 ID:WzPqMnCJ0

御坂美琴が10032号の死をただひたすらにみているしかなかったように。
エツァリもまた――彼女の壊れる様をみていた。

助けるつもりはなかった。
なかったというより、思えなかった。
組織は裏切れない。組織を敵に回すことなんてできやしない。

覚悟が、足りなかった。
彼はどこまでも小心者で、ヒーローの器ではなかった。

だから、みていた。
ただ、じっと――物陰から、顰めるように全てを見ていた。
食い入るように。
悔いるように。



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