32: ◆6HEVAW8/as[saga]
2015/12/23(水) 21:06:27.46 ID:rWUT75d50
優花里「まるで脚本が設定されていたかのような逆転でしたねぇ」シミジミ
みほ「ちょっと出来過ぎだね。ティーガーに返り討ちに合わないか分の悪い賭けだったし、三式の支援射撃を受けずに済んだのもほとんど運。なんどもうまくいく流れじゃないよ」
華「そこはやはり、まだまだ練度の差があるのでしょうか?」
みほ「う〜ん、そうかも。落ち着いて対処されていたら、かなり不利だったし……。どうしても公式戦の経験については、差があるから……」
「これからは紅白戦や練習試合を多めに組んで、実戦形式の練習を増やす必要があるのかな」
沙織「その点最後に残ったウサギさんチームは、練度もバッチリだね」
みほ「うん、油断しないように行こう」
麻子「それで、どこに行けばいい? 攻めるのか?」
みほ「ええっと……ううん、F5地点に向かってください。そこで相手を待ち伏せします」
麻子「分かった」ガコンッ
優花里「こちらから仕掛けないんですか? Lee相手なら機動力でかなり有利に立ち回れますが」キョトン
みほ「うん、けれど不意打ちを受ける可能性も残るから、リスクは避けたいかな。F5地点は丘の影に隠れて左右が開けた場所だし、奇襲を受けることはあり得ない」
「それにこの間の組手で、ウサギさんチームに勝った場所だし、縁起もいいかなって」
優花里「なるほど、実績があるポイントということですね! さすが西住殿です!」
みほ「えへへ……対したことないよ//」
「………」
「(無理に正面から挑む必要はない。先に発見さえ出来れば、確実に勝てる……澤ちゃん、この試合勝ちに行かせてもらうよ!)」
麻子「着いたぞ」ガコンッ
みほ「ありがとう。それじゃあ前方の茂みの中に隠れて下さい。車体は丘の向かって右外縁に対して正対、少し11時方向に傾けて」
優花里「M3は丘を北回りに迂回してくるという予想ですか?」
みほ「うん、澤ちゃんはきっとそうしてくるはず」
華「ですが、南回りに来られた時に困るのでは?」ハテ
みほ「その場合は急速前進。そのままM3の脇腹を突いて、一気に勝負を決めるよ」
沙織「澤ちゃん勉強熱心だもんね。こないだ左回りでって言われたし、北回りで来るの分かる気がする」
優花里「むむむ……心理戦ですね。気を引き締めていきましょう」グッ
みほ「うん! 焦れて集中力を切らしたほうが負けだから、もう少し頑張ろ〜!」
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