過去ログ - 鶴見留美は日陰で過ごしたい
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/24(木) 00:38:27.40 ID:MINR9RW5o
なるほど。背も高いし、丹精な顔立ちは優しさも兼ね備えていそうだ。これならモテるというのも頷ける。

でも残念、私は同年代の男子に興味はないの。静かに首だけを降り、そんなのはいいから続きをという意思を目で伝えた。

「……あの、その、えー……。悪い、柄にもなく緊張してて……」

言うと、彼は照れるように鼻を掻いた。

確かに緊張するほど繊細には見えない出で立ちだけど、私はあなたのことををよく知らないの。

言葉を発することなく彼の様子を見守り、ただ待つ。特に不機嫌な顔をしてはいないはずだけど、せめてこんなときには薄く微笑んだりでもしてあげられたらいいのに。

さあっと爽やかな風が通り抜け、私の髪を揺らし肌を撫でていった。


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