7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/24(木) 01:29:00.03 ID:04CCSJab0
京子『落ち着いた?』
ちなつ『……はい。ありがとうございます』
京子『へへっ、良かった』
結構長い時間泣いてしまった。
京子先輩はいつも通りに振舞ってくれているけど、何だか少し気まずかった。
泣いてしまったことはもちろん、さっき八つ当たりしてしまったことも私は気にしていた。
ちなつ『……あの…』
京子『ん?』
ちなつ『さっきはキツい言い方をしてしまってすみませんでした…』
京子『え?ああ、そんなの全然気にしてないよ!大丈夫大丈夫!』
ちなつ『……京子先輩は、優しいですね。どうしてこんな私に優しくしてくれるんですか?』
京子『そんなのちなつちゃんが好きだからに決まってんじゃん』
ちなつ『え……』
京子『もしかして気付いてなかったの?いつも好きだって言ってたのに〜』
ちなつ『いや、それは私がミラクるんに似てるからじゃないんですか?というか京子先輩は結衣先輩のことが好きなのかと……』
京子『うん、結衣のことは好きだよ。大切な幼馴染だもん。もちろんあかりのことも好きだし、綾乃や千歳や千鶴、ひまっちゃんやさくっちゃんのことも私は好き』
ちなつ『……』
京子『でもさ、ちなつちゃんへの気持ちは……皆に向けてる気持ちとはちょっと違うんだ。ちなつちゃんが結衣に向けてるような気持ちと同じような気持ちで、私はちなつちゃんのことが好き!』
ちなつ『……でも…私は……』
京子『もちろん返事はわかってるよ。でもいつかは振り向かせてみせるから……なんてねっ』
そんな感じで、私はその時京子先輩に返事はしなかった。
京子先輩は次の日からもいつもみたく私に纏わり付いてきた。
だけどそんな京子先輩のおかげで私は元気をもらっていたのだ。
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