9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/24(木) 01:31:06.09 ID:04CCSJab0
京子「あれからちなつちゃん全然デレてくれないよね〜…」
時は現在に戻り、二人っきりの部室で京子先輩はそんな風にブーブー言っていた。
京子「もっと京子先輩〜!って感じで甘えてくれてもいいのに……」
ちなつ「そんなこと言われても、」
京子「……やっぱりさ、私より結衣の方が好きなの………?」
ちなつ「!」
京子「ごめん…やっぱり不安になっちゃって……」
弱気になっていた。
いつも元気な京子先輩が。
私は、そんな京子先輩の肩をガッと掴んで、
ちなつ「何言ってるんですか!もしそうだったら京子先輩に告白なんてしませんよ!」
京子「……」
ちなつ「確かに結衣先輩のことは今でも憧れてますし、好きですよ。でももう前みたいな気持ちはありません。あくまで憧れ、それだけです」
京子「でも結衣のことが好きだった時のちなつちゃん、もっと結衣に対して積極的に甘えてたのに私には………」
ちなつ「当たり前じゃないですか。結衣先輩は結衣先輩で、京子先輩は京子先輩ですもん。京子先輩を好きになったからと言って、結衣先輩を好きだった時に結衣先輩に接してきたのと同じように京子先輩と接するなんてできませんよ」
京子「そっか……」
ちなつ「だって、私が今好きなのは京子先輩なんですから。京子先輩に、京子先輩として接してるんです。これが私の京子先輩への接し方なんです!」
私のせいで不安になってしまってる京子先輩に必死に想いをぶつけた。
どうしても私は京子先輩に対してはあまり素直になれないのだ。
甘えたりすることがなかなかできない。
多分今までずっと京子先輩にはこんな風に接してきたからだろう。
だけど、勘違いして欲しくない。
京子先輩のことが好きな気持ちに嘘はないのだから。
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