過去ログ - 勇者「僕は」剣士「皆が」武闘家「とっても」魔法使い「羨ましい」
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2: ◆t7.GWyI5Es[saga]
2015/12/24(木) 09:37:03.94 ID:Qc2TUK9ZO

勇者(才能……誰しも何かの才能を持っている、剣の才能、拳の才能、魔法の才能……それを赤ん坊の時に魔法で調べる)

勇者(そして多くの人はそれを元に自分の将来を決める、剣の才能なら剣士を、拳の才能なら武闘家を、魔法の才能なら魔法使いを目指す)

勇者(勿論全員じゃない、才能がなくても魔法使いにはなれるし、体を鍛えれば強くなれる、昔の人はこう言ったらしい、天才とは1%の才能と99%の努力で出来ているって)

勇者(普通に考えれば才能が無くても努力で追いつける、逆に言えば天才でも努力が必要と言うことだ……でもこの言葉を考えると別の意味が見える)

勇者(才能を持たない者はどれだけ努力をしても最後の1%は越えられない、同じ努力をすれば必ず才能がある人間が勝つ……そうとも取れる)

勇者(僕の考えがひねくれてるのかもしれないけど、実際僕は剣では剣士にどうしても勝てないし、拳では武闘家の相手にもならない、魔法の威力や豊富も魔法使いと比べられもしない)

勇者(……僕の才能……いや、僕に与えられたモノは)


鑑定士「むぅ……これは?まさか!女神様?この子はスゴいぞ!勇者だ!女神様の祝福を受けた将来の勇者だ!」

勇者母「そんな!まさか家の子が?ああ女神様感謝します」


勇者(女神様の祝福、勇者という存在……それが僕だ、剣の才能も拳の才能も魔法の才能も持たない、祝福を受けた勇者……それだけ)

勇者(剣も魔法も中途半端、ろくに鍛えてない拳じゃ弱い魔物も倒せない、そんな僕が勇者として皆をまとめている)

勇者(……才能……僕も何か才能が欲しかったな……もっと強くなれるような才能が)


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