過去ログ - 法子「恋するドーナツ、ハート型」
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27:名無しNIPPER
2015/12/24(木) 13:24:21.57 ID:t/Y9hPUM0
有香「きっと、デビュー当初から今のような方向で活動することもできたと思うんです。でもプロデューサーはそうしなかった。なぜかわかりますか?」
法子「……その方が効果的だった?」
有香「それもあります。ドーナツを信奉してやまない女の子って珍しいですからね。何よりの個性ですし」
ゆかり「でも一番の理由はきっと」
有香「ええ」
ぞくっとした。
法子「……あたしがドーナツになりたいって言ってた、から?」
有香「たぶんそうですね。法子ちゃんがそう思っているなら、それを支えることが最善だとプロデューサーが判断したのでしょう」
ゆかり「基本、プロデューサーさんは私たちを、”私たちらしく”アイドルとして伸ばしてくださっています。法子ちゃんもそうですよ」
有香「そのうえで、目標を果たしながら、一つの個性だけに収まってしまわないよう、少しずついろんな挑戦をするようにプロデュースしている……ということなのではないでしょうか。真実のところはプロデューサー本人にしかわかりませんが」
法子「……」
すごい。
あたし、そんなこと考えてなかった。
ゆかり「これを話してしまっていいのか迷いますが……実は以前、プロデューサーさんの机の上のメモをうっかり見てしまったことがあるんですが、そこには」
<「法子といえばドーナツ」から「ドーナツといえば法子」へ>
ゆかり「という記述があったのを覚えています」
有香「唐突にスケールの大きな話が出てきましたね」
法子「……!」
ゆかり「ふふ、これはすごいことですよね。でもそのためには、ドーナツであろうとしているアイドルじゃなくて、きちんとアイドルとしての力があって、その上でドーナツ好きな子であるべきと思われたのでしょう。ドーナツがなくても一人のアイドルとしてかわいい女の子。そんな子がドーナツが大好きというのが魅力であるべきだと」
そうか。
そういう意味だったのか。
ゆかり「13歳ということもあるでしょうが、とにかく法子ちゃんはひときわ、気を配っている印象ですね」
有香「まあ、恋愛の話はさておき、プロデューサーさんはあたしたちのことをちゃんと見てくれていますし、法子ちゃんのことも大好きだと思いますよ」
ゆかり「そうですね。」
うわ。
うれしい。
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