過去ログ - 八幡「俺ガイルのキャラをシャッフルする」
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◆rGsyzf.Kp2
[saga]
2016/01/07(木) 15:26:36.14 ID:BqIdv2L40
幼女「………………………」
それきり会話は途絶えた。
小学生5人の足音だけが響く。
決してビビるまいとする彼女らの緊張状態が伺える。幼女Bの懐中電灯を持つ手も震えてきているようだ。
だが、歩けども歩けども、何も起こらない。
お化けどころか、物音一つさえもしない。
夜の森というこのシチュエーションへの恐怖から、今までそれについて何も思ってこなかった彼女たちだったが、歩き始めてから10分が経とうとするころに、ようやくその異変に気付いた。
幼女B「…………ねぇ、おかしくない?」
幼女C「う、うん………」
幼女A「ぜんぜん、お化けが出てこない…」
別に出てきて欲しかった訳でもないが、こうも何も起こらないと逆に不気味である。
幼女D「ねぇ、C。道間違ってない?」
幼女C「そんなはずないよ……ちゃんと中学生のお姉さんから地図もらったもん、ほら!」
幼女A「……確かに、その地図を見ながら間違えた道通るのは逆に難しいでしょうね…」
幼女B「…………何か起こると見せかけて、実は何も起こらない、っていう演出とか?」
幼女A「それだっ!」
幼女Aが勢いよく幼女Bを指す。
幼女A「全く……趣味悪いことするよね。確かに怖いけど………」
幼女C「おっ、Aちゃんが弱気になるなんて珍しいね」
幼女A「あっ、いやうそ!別に怖くなんてないから!!」
タネが分かってしまえば、あとは怖いものなんてない。
そういった安堵からか、これまでの静寂が嘘のように彼女らは笑いあった。
ただ、一人を除いて。
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