過去ログ - 【艦これ】船上のメリークリスマス
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1: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/24(木) 21:33:39.81 ID:ghcomnyMo
※独自設定、解釈あり
※地の文あり
※タイトル見ての通りクリスマスネタ
※残業明けでボロボロ、ミスしてたら許して……
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/24(木) 21:35:05.97 ID:ghcomnyMo
ちらり、ちらり。
見上げた視線の先、空を覆い尽くす鉛色の空から、雪が白い花びらのように舞い降りていた。
3: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/24(木) 21:35:52.54 ID:ghcomnyMo
霞が聞いたら『あんた、バカじゃないの!?』の一言を確実に、熱いお茶と一緒に贈ってくれるはずだ。
「はいはい。どうせ清霜はおバカですよーだ……」
4: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/24(木) 21:36:35.26 ID:ghcomnyMo
ただ、うねりの高い冬の海の上に立ちたいかと言う根源的な問題が新たに持ち上がるし、遠くを見るためには少しでも高い位置にいたほうがいい。
結局の所、輸送船の船橋上部に急ごしらえで設置された監視所を離れることはできない。
5: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/24(木) 21:37:15.49 ID:ghcomnyMo
――はぁ。
ため息が白い靄になり、煙のように流れていく。
6: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/24(木) 21:37:57.92 ID:ghcomnyMo
「清霜は戦艦になるんで、このくらいはへぃ――くしっ」
すべてを言い終わる前に、なんとも可愛らしいくしゃみが出た。
7: ◆tF/D/g0jpg[sage saga]
2015/12/24(木) 21:38:33.13 ID:ghcomnyMo
カップ越しに伝わるその熱で暖を取ろうと、手のひらで挟み転がす。
中をのぞいてみれば、どろっとした白い液体には、少しだけ粒の残った米のようなものが見え隠れしていて、まるで粥のようだ。
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