10: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:05:08.68 ID:32ghvJleo
提督は憤慨した
鎮守府をこのような状態に陥れた悪虐非道な者を、必ずやこの手で罰しようと心に誓った
その思いを胸に、明石の遺言で聞いた通り食堂へ向かおうと扉に手をかけた
11: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:10:12.25 ID:32ghvJleo
プリンツ「あ、お姉様ここにいたんだぁ〜」
プリンツ「どこに行こうというんですか?」
プリンツ「そばにいて下さいよぉ、ずっと!永遠に!」
12: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:15:14.91 ID:32ghvJleo
ポン
何かが背中に当たり、そちらについ目を向けてしまう
千代田「千歳お姉、もう離さないから」
13: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:19:44.89 ID:32ghvJleo
暫く走り食堂に着く
扉が閉まっているにも関わらず、隙間からもやもやとした瘴気のようなものが漏れ出ていた
なんだかこれから大魔王と対面するかのような気分だ
14: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:24:11.70 ID:32ghvJleo
提督「うっ」
一目で異常だと分かり、ここに入ってはダメだと脳が警鐘を鳴らす
逃げかけるが視界の端に知っている顔を見かけ思いとどまる
15: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:27:20.57 ID:32ghvJleo
これまでで一番酷い状態だった
取り敢えず医務室へ運ぼうと手をかけようとしたとき、愉快そうな声が耳に響いた
磯風「おや、司令じゃないか」
16: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:30:36.85 ID:32ghvJleo
磯風「皆一口食べたらあまりの美味しさに気絶してしまって、感想が聞けずじまいなんだ」
磯風「司令の感想を聞かせてくれ」ニッコリ
ドッと汗が噴き出す
17: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:33:52.64 ID:32ghvJleo
ケーキ「ヒュゴォォォォォ、キェァァッァァッァァ」
磯風「ん?どうして動かないんだ?」
磯風「あぁ…食べさせて欲しいのか」
18: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:36:34.54 ID:32ghvJleo
浜風「ダメですよ提督」
浦風「せっかく磯風が作ってくれたんじゃけぇ、ちゃんと食べにゃぁ」
提督「お、お前ら」
19: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:38:07.56 ID:32ghvJleo
ヽ`
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
20: ◆3HTJL2wVew[saga]
2015/12/25(金) 00:38:51.08 ID:32ghvJleo
完
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