過去ログ - 成瀬順「坂上君とホテルに二人っきりか…(*・∀・)」
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15:寝落ちしてました。[saga]
2015/12/26(土) 07:10:04.90 ID:oBtdx3GFO





以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/12/26(土) 07:12:06.28 ID:oBtdx3GFO
「一旦休憩しよっか」
「あっ、う、うん」
浮ついた意識が現実に戻ってくる。

だから嫌なのだ。舞台は整った、役者は出揃ったのだ。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/12/26(土) 07:13:20.68 ID:oBtdx3GFO

目の前では坂上がカバンから水を取り出して飲み始めた。

一口水を含む度に、喉が上下する。
その細い首に水が流れ込んでいくのがはっきりと分かった。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/12/26(土) 07:14:31.88 ID:oBtdx3GFO
視線に気づいた坂上も順を見遣る。
一度順に向かった視線は外れる事が無い。その目は何かに見惚れた様に、真剣な光を帯びている。

どうやら本格的に酔ってしまったらしい。
都合の良い妄想が、現実に見えてしまう程に。


19:名無しNIPPER[saga]
2015/12/26(土) 07:17:34.02 ID:oBtdx3GFO
男にしては白い肌は赤みを増している。褐色の瞳は順の身体を撫でるように、視点を移した。
顔から胸、腰へと這うように滑る視線がくすぐったい。





20:名無しNIPPER[saga]
2015/12/26(土) 07:18:13.27 ID:oBtdx3GFO
「あっ」
彼の手が小さな子をあやすような手つきで順を撫でる。

たったそれだけで順は何も考えられなくなってしまうのだ。


21:名無しNIPPER[saga]
2015/12/26(土) 07:18:52.24 ID:oBtdx3GFO
思い浮かぶのはふれ交の前日。
あの時の順は何でも出来そうな気がしていた。
望めば夢見るお姫様になる事だって。
なのに今は酔った振りをしなくては、こんな恋も出来ない。



22:名無しNIPPER[saga]
2015/12/26(土) 07:19:41.96 ID:oBtdx3GFO
坂上拓実の顔がゆっくりと近づく。
「坂上君…」

廃ホテルの一室、月明かりが窓から差し込み、一つの影を照らし出していた。


23:名無しNIPPER[saga]
2015/12/26(土) 07:22:15.65 ID:oBtdx3GFO
終わりです。寝落ち失礼しました。

以前pixivに投稿してた作品のリライトなんですが、
好きなシチュエーションなので、文章力がついたらもう一度書きたいです。

以下略



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