過去ログ - クリスマスパーティー、その後で。原作:俺ガイル
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:05:30.56 ID:eO1MEmUE0
なんだこれ?
こんなのは雪ノ下の部屋にはなかったはずだ。
というか、もし見ていたんなら絶対に忘れないだろ。
見たままでいいのなら、あれはパソコンだ。
おそらく市販されているふつうのパソコンであるとも思う。
ただ、特別な所があるとしたら、モニターの数が異常に多いところだろう。
通常1枚で十分だと思う奴が大部分だと思うし、2枚持ちがちらほらいるくらいだと思う。
ググってもないし、調べもしてはいないが、たぶんそんなところだと思う。
それが6枚となると職業として使っているか、
よっぽどパソコンにこだわっているかじゃないだろうか。知らないけど。
しかも予備か知らないが、ノートパソコンまである。
となると、タブレットもあるのか?なんて意味もない詮索をしながら見渡していくと、
モニターの一つが生きていることに気が付く。
光量が弱いのか、それとも映し出されている画面が暗いのか、
ちょっとばかしモニターまで距離があるのでよくは見えないが、
どこかの部屋を映し出しているようだった。
陽乃「気になる?」
ぞくりとする悪寒が首から頭に這いずりまわり、
熱い視線を感じ取りながら俺は声の方に視線を向けた。
陽乃「気になっちゃった?」
八幡「そうですね。こんなに機材がそろっているんなら使わないのを分けてもらって、
うちにも自分専用のを持ちたいなぁって思っちゃいましたよ」
嘘ではない。2台のデスクトップパソコンに6台のモニター。
あと少なくとも2台はあると思われるノートパソコン。
これだけあるんなら1台くらい古くなったらもらえたらなぁと思いもした。
実際おねだりはしないし、
今みたいな言い訳じみた場つなぎの手段でしか言えない小心ものですがね。
陽乃「ん? 使わなくなったノートパソコンだったら持って帰ってもいいわよ?」
八幡「まじですか?」
陽乃「置いておいても使わないし、
使ってくれる人がいるんならあげてもかまわないわよ。
だって古くなってら使い道がないでしょうし」
八幡「でも、自分で言っておいてなんですが、
こんな値段が高いものはおさがりでも簡単には貰えませんね。
なにかありましたら、そのときはってことで今日は遠慮しておきます」
陽乃「用心深いのねぇ」
遠慮深いのねといわないあたりが、陽乃さんである。
俺もそのことに驚かないし、陽乃さんも驚きはしない。
お互いがお互いの距離感を知っていて、
相手の性格もわかっているからこその間合いなのだろう。
にしても、俺の方は用心しているだけで、
陽乃さんの性格などつかみとれてはいないんだけどな。
八幡「小者ですからね」
陽乃「まあいいわ」
小さく笑うと、モニター群の前の椅子に座り、モニターを3つ稼働させる。
合計4つとなったモニターは、どれもなにか部屋の中を映し出しているようであった。
陽乃「見たいならどうぞ」
八幡「あ、はい」
誘われるがまま覗き見ると、どうやらこの部屋を映し出しているらしい。
そうわかった瞬間部屋の上部を見渡すが、カメラなどは見当たらない。
どこかにカモフラージュでもしているのだろうか?
陽乃「この部屋じゃないわよ? ほらここ見て」
言われた先には、最初からついていたモニターである。
そして映し出されていたのは、
ここのリビングと全く同じに仕上げてある部屋で
紅茶らしいものを飲んでいる雪ノ下と由比ヶ浜が映っていた。
八幡「雪ノ下の部屋を監視しているんですか?」
陽乃「別に24時間見ているわけじゃないわよ」
八幡「このことを雪ノ下は?」
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