過去ログ - クリスマスパーティー、その後で。原作:俺ガイル
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:06:50.61 ID:eO1MEmUE0
八幡「いや、いいです」
陽乃「ん、それならいいけど」
八幡「でも、この階に他の住人がいないとなると、雪ノ下が不審がりませんか?」
陽乃「べっつに気にはしていないみたいよ。むしろ静かで喜んでいるんじゃないかしら?」
八幡「そですか」
その辺は雪ノ下だしありえるか。
なにせふつうにマンションで隣にどんな奴が住んでいるか知らないままってことが
多いってよく聞くしな。ましてや他人に干渉してもらいたくない雪ノ下が、
自分から他人に干渉するとは思えないし。
陽乃「ま、どこかの比企谷君が雪乃ちゃんの部屋でいいかんじのムードになったとしても、
わたしか母あたりが邪魔する事になるんでしょうけどね。
いくら干渉しないていどの監視であっても、
雪乃ちゃん以外の人物が訪問したのなら、監視せざるを得ないのよ」
八幡「由比ヶ浜がいるから監視していたってことですか?」
陽乃「そうなるかな。ガハマちゃんはたま〜にくるようになったから、
それほど厳重に監視してはいないけどね。
いつ来て、いつ帰ったくらいかな?
母もガハマちゃんなら警戒していないみたいだし。
…………ただ、ガハマちゃんを好ましく思っているかは別のようだけどね」
ビッチだからですか? ビッチだからですね。
中身は違うって俺も知ってはいるが、人は外見で判断するからなぁ。
娘のために高級マンションのワンフロアを買い占めるような親だったら心配するよな。
まあその辺は由比ヶ浜が悪い。見た目って大事だしな。俺が言えた身分ではないが。
八幡「あと、雪ノ下がこのことを知ってしまった時のリスクはでかすぎじゃないですか?」
陽乃「べっつにわたしが嫌われるだけで雪乃ちゃんが一人くらしを
続けられるんならいいじゃない」
八幡「さようですか」
ほんとこの人。妹好き好きだろ。
陽乃「さてと、雪乃ちゃんに関してはこれでいいかな?」
八幡「はい、そうですね。じゃあコーヒーも頂いたし、俺はこれで…………」
そうそう。コーヒー飲んだし、長居しても面倒事を放り込まれるだけだよな。
コーヒーを飲むっていう目的を達成できたんなら、素早く撤収すべきだよな。
わざわざ敵陣の中でのんびりくつろぐ必要なんてないんだし。
八幡「えっと、陽乃さん? 腕をはなしてくださるとうれしいのですが」
陽乃「はなさないわよ?」
八幡「はなしていただかないと、帰れないじゃないですか」
陽乃「だったら帰らなければいいじゃない?」
ん?
んん?
何かが変だ。つーか、俺が間違っているのか?
八幡「あの、コーヒーも飲みましたら、ほら、時間も時間ですし。俺、家に帰らないと」
陽乃「それなら大丈夫よ?」
八幡「陽乃さんは大丈夫かもしれませんが、俺は高校生でもありますし、
高校受験をひかえた小町もいますから、無断外泊は……」
陽乃「小町ちゃんには泊まっていくって連絡しておいたわよ?」
八幡「はい? いつしたんですか?」
はったりだろ? なにせずっと一緒にいたんだ。でも、メールくらいなら可能だったか?
陽乃「玄関でなにかしていたみたいでなかなかこなかったでしょ。
待っていても比企谷君がこないから、そのとき電話しておいてあげたわよ。
やっぱりせかせかコーヒーを飲むよりは、のんびり飲みたいじゃない」
すっごいあとあとの事まで考え尽くされたおもてなし、ありがとうございます。
ありがたすぎて涙が出ているのはどうしてでしょうか?
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