過去ログ - クリスマスパーティー、その後で。原作:俺ガイル
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4:黒猫 ◆7XSzFA40w.[saga]
2015/12/25(金) 19:00:20.35 ID:eO1MEmUE0


 って、さらにお胸を押し付けないでくださいっ。
 形良い胸がきれいにに崩れて、心地よい感触が腕に伝わってきちゃうじゃないですか。

八幡「それは賄賂というのでは?」

陽乃「かもしれないわね。
   でも、後ろめたい気持ちで次の子供の所まで行けないだろうし、
   きっちりと精算してから行くと思うなぁ」

八幡「でしょうね」

陽乃「ね?」

八幡「わかりましたよ」

陽乃「よろしい」

八幡「それで陽乃さんはここでなにをしているんです?」

陽乃「比企谷君がいたから、こうやってねぎらってあげようかなってね。
   今回も頑張っていたみたいだし」

八幡「そりゃどうも」

陽乃「そっけないわね」

八幡「今回も頑張っていたもので疲れているんですよ」

陽乃「なるほどね」

八幡「じゃあ離してください」

陽乃「駄目よ。わたしがねぎらってあげるって言ってるでしょ?」

八幡「わかりましたから胸を擦りつけないでください。お願いします」

陽乃「あらそう? てっきりわたしの接待が足りないものかと」

八幡「違うってわかっててやってますよね?」

陽乃「どうかしら?」

 昼間でも人通りが少ない場所でもあるから夜になって闇に紛れられると言っても、
いつまでもこの人とじゃれついているのはまずいはずだ。
しかも雪ノ下が住んでいるマンションの真下っていうのも居心地が悪い。

八幡「もうわかりました。降参しますから、
   どうしてここにいるかだけでも教えてくれませんか」

陽乃「あぁその事ね」

八幡「ええ、その事です」

陽乃「雪乃ちゃんのベッドのまくら元にクリスマスプレゼントを置いてきた所よ」

八幡「俺が言うのもなんですけど、もう25日の夜ですよ?」

陽乃「今朝というか昨夜はわたしも色々と忙しくて入りこむ余地がなかったのよ」

 今、聞いちゃヤバイ発言しませんでした?

八幡「入りこむ?」

 なんでかな?
 素直すぎる自分が恨めしく思う。
疑問に思ったら調べろって小学校の時の担任がよく言ってたっけ。
当時は自分が調べたいことしか調べなかったけど、
今や絶対に知りたくもない事でさえ調べようとするようになりましたよ。
 きっとあの時の担任のせいで俺は今踏み入れたくもない未知に
遭遇する羽目になってますよ。恨んでもいいですよね?

陽乃「んん? 雪乃ちゃんの部屋に入っていってプレゼントを置く時間がなかったって事よ」

八幡「それはわかるんですが、どうやって雪ノ下の部屋に入るんですか?
   あいつの事だからきっちりと戸締りはしていると思うんですが」

陽乃「そりゃあ合鍵を使えば入れるでしょ?」

 しれっと言いきったよ、この人。
よくストーカーとかって自分が悪い事しているという自覚がないって聞くけど、
実際目の当たりにするとうすら寒い気持ちになるな。




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