過去ログ - クリスマスパーティー、その後で。原作:俺ガイル
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/12/25(金) 19:02:33.00 ID:eO1MEmUE0
陽乃「じゃあソファーに座ってて。今コーヒー淹れるから」
八幡「はい、すみません」
先に奥に行ってしまった陽乃さんを眺めた後、俺はのそのそと靴を脱ぐ。
玄関を見渡すと、たしかに雪ノ下の家を同じ作りだ。
…………むしろそっくりとまでいえそうだ。
まあ、同じマンションだし、標準装備なのか?
とりあえずいつまでも冷たい玄関にいるわけにもいかず、
いつの間にかに用意されてあったスリッパに履いて奥へと進んでいく。
リビングとは逆方向であろう部屋のドアが開いていたので視線が向いてしまう。
見てはいけないと思っていても、
相手があの陽乃さんであっても女の子の部屋に入るのはドキドキするってものだ。
しかもシチュエーションは夜で二人っきり。意識するなって言うほうが無理だ。
だが、あの陽乃さんということが奇しくも俺の理性を保たせてしまう。
ドアの外から覗いた部屋は、どうやら寝室のようだった。
そのことが俺の鼓動を跳ね上げるが、
いつまでもリビングにやってこない俺を不審に思った陽乃さんの声が
俺を進むべき方向へ導きだした。
八幡「すみません。今行きます」
陽乃「ほんとう?」
八幡「本当ですよ。逃げませんって。っていうか、
逃げるんでしたらもっと早く逃げていますから」
陽乃「あらぁ、わたしの胸を堪能してデレデレしてたんじゃなかったんだぁ?」
八幡「うっ…………」
ばれていらっしゃる。あの胸圧から逃げ出せる男がいるとしたら、
それはゲイか貧乳派くらいだろうよ。
ちなみに俺は巨乳が絶対とはいわないが、ないよりは有ったほうがいいに決まっている。
だってあの柔らかさ。
俺が生涯味わうチャンスなんてあるとは思えない代物だぞ。
チャンスの神様は簡単に手からすり抜けてしまうっていうもんな。
だから俺はチャンスを掴んだまでだ。
これを開き直りだと糾弾するんなら、俺は素直に罪を認めよう。
………………それほど気持ちよかったってことで、俺もやっぱ男なんだよなぁ。
陽乃「もうちょっとでコーヒーできるから、もうちょっとだけ待ってね」
八幡「はい」
リビングに行くと、予想通りになってほしくない光景が俺を出迎える。
玄関でうすうす気が付いていたが、この家、どう見ても雪ノ下の家と全く同じだ。
ソファーはもちろんテレビのメーカーさえもきっと同じなのだろう。
視線を下にずらすと、綺麗に並べてあるパンさんのブルーレイまでそろってやがる。
陽乃「すぐに暖房が効くと思うけど、ちょっと時間かかるかな?
これで部屋が暖まるまで我慢してね」
八幡「あ、はい」
コーヒーカップを渡されるのかと思い生返事を返したのが失敗だった。
この人の前で気を抜いたら駄目だってわかっていても、
人間集中力を持続させる事は難しい。
瞬間的に爆発的な集中力を出すことよりも、
長時間集中力を持続させる方が難しいに決まっている。
それが面倒な相手を目の前にしては普段以上に精神力を消耗して集中力が持つわけがない。
だから俺は悪くない。けっして下心が勝ったわけではない、はずよ?……きっと。
八幡「な、なにしているんですかっ」
陽乃「ん? 暖めあおうと思って」
八幡「だからって」
俺がうろたえるのも当然だと胸を張って主張したい。
破滅的な性格は別にして、見た目は性格を知らなければずっと見惚れてしまうほど美しい。
しかもこのお胸。暖めあうという主張の元、俺に密着しまくっているお胸は
大きくて気持ちがいい。
これをあがらう事ができる精神力がある男なんて、出家した僧侶でさえも無理ってものだ。
陽乃「ほら、雪山で遭難したらくっつきあって暖めあうってよくいうじゃない?
だから暖房が効きだすまでこうしていようかなって」
八幡「ここは雪山じゃないですから」
たしかに大きなお山に俺は遭難中だけださ。
しかも右のお山と左のお山に遭難している二重遭難ってやつだ。
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