過去ログ - 小鳥「今日は皆さんに」 ちひろ「殺し合いをしてもらいます」
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917:名無しNIPPER[sage]
2016/01/31(日) 13:34:55.08 ID:a6WHoAi5O
>>915
ジョジョのキャラか
えみつんみたいなのがあるのかと思った


918:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:56:21.93 ID:zDg1x824o
12:00 三浦あずさ

木々の隙間から民家が見えた時、あずさは思わず嬉し涙を流しそうになった。
だがぐっと堪え、そこを目指して駆け出す。
目覚めた時から今までずっと一人でさまよい続けたあずさは、
以下略



919:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:58:47.91 ID:zDg1x824o
あずさ「すみません、誰か〜!
    私、あずさです〜! 765プロの、三浦あずさです〜!」

あずさは、分かっていなかった。
「音」は聞いていた。
以下略



920:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 22:01:50.06 ID:zDg1x824o
あずさ「すみません〜、誰か居ませんか〜?」

途中あずさは足を止め、一番近かった民家の玄関扉を叩く。
中に居るかも知れない誰かを呼んでみるが、やはり返事はない。

以下略



921:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 22:04:05.23 ID:zDg1x824o
集落にたどり着いた喜びは少しずつ薄れ始め、
またじわりと視界が滲んでくる。
しかしあずさは立ち止まり、溢れかけた涙を袖で拭った。

まだだ。
以下略



922:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 22:11:31.17 ID:zDg1x824o
次はこの家を調べよう、
とあずさは数メートル先の民家に向けて歩いた。
見たところ玄関口は向こう側にあるようだ。
そう思い、その民家の壁沿いを歩く。
しかし壁の端に出て向きを変えたその瞬間、
以下略



923:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 22:14:51.33 ID:zDg1x824o
それは、李衣菜だった。
李衣菜がフライパンを持ち、そこに立っていた。
本来は殺傷の武器ではないフライパンだが、
言ってしまえば鉄の塊である。
至近距離での不意打ちに使えばそれなりの効果を発揮した。
以下略



924:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 22:18:59.65 ID:zDg1x824o
それは様々な要因が重なって起きた出来事だった。

あずさが鞄で李衣菜の打撃を防ごうとしたこと。
李衣菜がその鞄に向けて繰り返しフライパンを打ち下ろしたこと。
あずさの静止を聞けるほど冷静ではなかったこと。
以下略



925:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 22:20:59.73 ID:zDg1x824o
あずさ「ひッ……ぃああぁああッ!!」

突然顔を押さえて叫び声を上げたあずさと、目と鼻をつくような臭い。
それは一瞬にして李衣菜の思考を攻撃から退避へと転換させた。

以下略



926:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 22:24:18.00 ID:zDg1x824o
それを聞き、みくと蘭子は森に向かって走った。
その後を追って李衣菜も走る。
走りながら李衣菜は振り向き、あずさの様子を見た。

あずさはよろけながら立ち上がったが、数歩歩いて再び倒れる。
以下略



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