過去ログ - 小鳥「今日は皆さんに」 ちひろ「殺し合いをしてもらいます」
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973:名無しNIPPER[saga]
2016/02/02(火) 23:11:01.32 ID:iMFSYJ63o
すると、何かが見えた。
それを見て凛は確信した。
やはりこの砂の盛り上がりはただの砂山ではない。
何かがこの中に埋まっている、と。

凛はもう一度、今度は先ほどより多めに砂を払う。
埋まっている物が見える範囲が一気に広がった。

しかし二〜三回それを繰り返したところで、凛の手は止まった。
彼女は「それ」に見覚えがあった。
質感や色に、心当たりがあった。

そんなはずはない、よく似た何かに違いない。
凛は自分に言い聞かせるように願いながら、
自分の心当たりが間違いであると証明するため、更に砂を払った。
だがそうして砂の中から姿を現したものは、
凛の願いを裏切った。


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