過去ログ - 紗南「付き合いを抱きしめて、今」
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64:名無しNIPPER
2015/12/26(土) 11:01:48.95 ID:E+lG9n6i0
茜P「かつて俺は、未央Pや藍子Pと一緒に『ゴーデス』という恐ろしい怪物と戦っていた。『人の命は地球の未来』……そう思いながらね。」
茜「…!!そんな事が…?!」
茜P「けど、俺は最も身近な人の『未来(いのち)』を守ってやれなかった。何もわかっていなかったんだ……」
65:名無しNIPPER
2015/12/26(土) 11:03:17.58 ID:E+lG9n6i0
>>64訂正
茜P「かつて俺は、未央Pや藍子Pと一緒に『ゴーデス』という恐ろしい怪物と戦っていた。『人の命は地球の未来』……そう思いながらな。」
66:名無しNIPPER
2015/12/26(土) 11:12:48.29 ID:E+lG9n6i0
茜P「実を言うと消防士って言う職業はないんだ。」
茜「???」
茜P「あー…消防士って言うのは消防吏員の階級の一つのことなんだ。消防吏員って言っても伝わらないから消防士と言っているんだが…俺は正式には消防士長だった。」
67:名無しNIPPER
2015/12/26(土) 11:26:46.02 ID:E+lG9n6i0
茜P「ある日謎の放火事件が起きた…まだ家の中に人が取り残されていると言うのに、炎の勢いが強くて誰も近づく事さえ出来なかった。おまけにどれだけ放水しようが、化学消化剤を使おうが一向に炎は弱まらなかった。」
茜P「中に人が取り残されているのを黙って見過ごすことは出来ない。隊員の1人がそう言った…一番若いヤツだった…俺たちも皆同意だった。」
茜「………」
68:名無しNIPPER
2015/12/26(土) 11:40:20.95 ID:E+lG9n6i0
茜P「誰も俺を責めなかった……人の命を救おうとした事は間違いじゃなかった、と……ただ、あの火災が異常なだけだったんだ、と……」
茜「………」
茜P「……そう、ある意味では異常な火災だった…突入した時点で生存者は居なかった。ただ、それは火災によるものではなく…鋭い牙と爪によるものだった。」
69:名無しNIPPER
2015/12/26(土) 11:53:58.08 ID:E+lG9n6i0
茜「奪ったのは茜Pさんではなくて、その怪物じゃないですか…!!茜Pさんは…救おうとしたんじゃないですか…!!」
茜P「俺があの時突入を止めていれば……俺の判断のせいで……」
茜「そんなの…そんなの……えっと……えっと……!!」
70:名無しNIPPER[sage]
2015/12/26(土) 11:55:20.75 ID:A8mB+FAAO
↓
71:名無しNIPPER[sage]
2015/12/26(土) 11:56:00.01 ID:KKutte9AO
茜Pさんは何も悪くありません!隊長としての判断なら何も間違っていませんし、何度でも言いますが、本当に悪いのはその怪物です!
72:名無しNIPPER
2015/12/26(土) 12:07:49.22 ID:E+lG9n6i0
茜「茜Pさんは何も悪くありません!隊長としての判断なら何も間違っていませんし、何度でも言いますが、本当に悪いのはその怪物です!!」
茜P「だとしても……」
茜「ううう……トラァァァァイ!!」
73:名無しNIPPER
2015/12/26(土) 12:16:31.48 ID:E+lG9n6i0
茜「聞いた事があります…男の人が…辛そうな時は……人肌で温めてあげるんだって……私、体温の高さなら誰にも負けない自信があります…!!」
ギュゥゥゥゥゥゥ…!!
茜P「………茜……」
74:名無しNIPPER
2015/12/26(土) 12:28:30.61 ID:E+lG9n6i0
茜(茜Pさんのお話の怪物……許せません!!命は…とても熱く燃える大切な物なのに…もし、出会ったら……熱くなるのを抑えられるかどうか分かりません…!!)
茜(私には難しい事は分かりません…でも、人の未来を奪うのが悪いことだって言うことは……分かります!!それは…許されないことです…!!)
茜(許せない…!!絶対に…許せない!!私は……!!)
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