過去ログ - 周子「満月はチョコレートの味」
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1: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:29:18.16 ID:GmUO64ye0

・塩見周子ちゃんと宮本フレデリカちゃんのSSです

・以前pixivにあげていたものを加筆・修正したものです

・百合注意



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2: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:30:17.33 ID:GmUO64ye0

「ジョワイユーノエルー、英語だとメリークリスマース♪」

数分前、クラッカーよりも騒がしくあたしの部屋に飛び込んできたフレちゃんは、熟したトマトみたいに真っ赤な鼻をつけたトナカイの格好に身を包んでいた。

以下略



3: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:30:49.49 ID:GmUO64ye0

「どう? 笑っちゃうくらいかわいいでしょ〜」

笑ったのは別の要因だけど、確かにその格好はすごいかわいかった。
黙っていれば美人なフレちゃんがダボっとしたトナカイのパーカーを着てるんだから、そりゃあものすごく卑怯。
以下略



4: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:31:58.50 ID:GmUO64ye0

「はい、これシューコちゃんへのプレゼントだよ」

あたしの頭になにかが被された。
なにか、というかこの流れでだいたいわかるんだけど。
以下略



5: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:32:36.10 ID:GmUO64ye0

「プレゼントはねー……」



6: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:33:27.76 ID:GmUO64ye0

いつもふざけあってカラダを密着させてた。

こしょばしあったり、首もとや髪の匂いをすんすんかいだり。

以下略



7: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:33:59.34 ID:GmUO64ye0

具体的にその原因はなんだろう?

満月の日だから?

以下略



8: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:35:25.03 ID:GmUO64ye0

「アタシ♪」


初めて唇を重ねた。
以下略



9: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:36:36.92 ID:GmUO64ye0

夜はまだ来ていないのに部屋の中は薄暗くて、カーテンを閉めて電気を消しちゃうと暗闇まではいかなくても視界を悪くさせるには十分。
隙間から溢れるオレンジが間接照明みたいで、どこかムーディー。

あたしもフレちゃんもこういうことはもちろん初めてで、部屋をできる限り暗くしようとお互いの意見が一致。
以下略



10: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:37:50.86 ID:GmUO64ye0

「シューコちゃん、意外と」

「んー?」

以下略



11: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:39:03.36 ID:GmUO64ye0

いろいろ準備をしている間に少し落ち着いたのか、フレちゃんにちょっとだけ余裕ができてるみたいだった。

それでもいつもの天衣無縫という言葉がぴったりな彼女の勢いに比べると、どこか空元気みたいな感じで。

以下略



12: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:40:26.30 ID:GmUO64ye0

「だって、真っ暗じゃないもん」

「ダメだよ。完全に暗かったらフレちゃんのこと見れないじゃん」

以下略



13: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:41:50.12 ID:GmUO64ye0

「あたしだってめっちゃ恥ずかしいよ。ほら」

タオルケットの中にある彼女の手を引っ張り出して、あたしの胸に当てた。
今にも心臓が飛び出すんじゃないかとおもうくらいの鼓動。
以下略



14: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:42:45.02 ID:GmUO64ye0

「その割りにはアタシのこといじめてる気がするんだけど」

「それはほら、フレちゃんがかわいいから」

以下略



15: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:44:01.39 ID:GmUO64ye0

どうしよっかと考えて、ただこしょばすだけでは芸がない。

そこでシューコちゃんはひらめいた。



16: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:44:59.72 ID:GmUO64ye0

「ひゃうっ!」

驚きの声とともにタオルケットから猫みたいな素早さでフレちゃんが勢いよく顔を出す。

以下略



17: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:46:12.42 ID:GmUO64ye0

足の甲にキスをする。

つま先を、裏を、指の間を、すべてを味わい尽くすように舌を這わす。

以下略



18: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:47:18.70 ID:GmUO64ye0

「くっ、くすぐったいって、シューコちゃ、んっ……」

一通り足を味わったあと、あたしの舌は次の場所へと移動する。

以下略



19: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:51:39.01 ID:GmUO64ye0

「太ももはっ、ダメぇ……あっ」

ダメって言われて素直にやめる人間がこの世にどれくらいいるんだろう。

以下略



20: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:53:51.67 ID:GmUO64ye0

フレちゃんの体。

やわらかくて、しっとりしていて、すいついてくるみたい。

以下略



21: ◆ksPx5/M7Wg[saga]
2015/12/25(金) 21:54:58.43 ID:GmUO64ye0

「優しすぎっ……ん……ふあっ、なんでもっと……強く触ってくれない、の……?」

「フレちゃんはもっとはげしーのがお好みなんだ?」

以下略



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