過去ログ - 高垣楓とクリスマスと年末
1- 20
118:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:12:58.17 ID:7YavaL0k0

「高垣さんは強い人ですから……」

強い?

以下略



119:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:13:44.38 ID:7YavaL0k0
でももかかしも無いわ。こんな私を……こんな隣でお酒を飲んでお喋りするだけで
どうにかなりそうな私を強いだなんて言わないでよ。
 
見る目を疑っちゃいますよ?

以下略



120:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:14:10.06 ID:7YavaL0k0

「彼女達は大丈夫です。もし、あなたがまた何か失敗したとしてももう平気だと思いますよ……?」

……。

以下略



121:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:14:42.30 ID:7YavaL0k0
 みくちゃんのようにデビューしたくてもできなくて極端な行動に出てしまった子。
 
 未央ちゃんのようにギャップに悩んでしまった子。
 
 美波ちゃんのように全責任を背負ってしまいがちな子……。
以下略



122:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:15:11.45 ID:7YavaL0k0
彼は一瞬考え込むような顔をしてまた頷いた。微かにだけど。


「そうだといいんですが……」

以下略



123:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:15:52.86 ID:7YavaL0k0

「わかりましたプロデューサーさん。弱音を吐くなとはいいません、ですけど彼女達の前では
こんな顔してたりしちゃだめですよ?」

「もちろんで……」
以下略



124:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:16:41.22 ID:7YavaL0k0

「こんな話をするのは私にだけで留めること。他の人にばれたら彼女達に伝わっちゃうかもしれません。
彼女たちのモチベーションにかかわりますよ、みんなも悩んでいるプロデューサーさんをみたらきっと悲しみます」

 ああ、私は卑怯者に違いない。
以下略



125:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:17:15.37 ID:7YavaL0k0

 それなのに彼は私の方に向き直って

「宜しくお願いします」

以下略



126:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:17:55.34 ID:7YavaL0k0
ああ、嘘吐きは私なんだ。どうしようもない嘘吐きだ。

悩んでるあなたをみて悲しむどころか……どこか言い知れない愉しさを感じてしまっているから……。

もっともっと自分を頼って。
以下略



127:名無しNIPPER
2015/12/27(日) 13:18:59.97 ID:7YavaL0k0

よくいる頑張り屋さんとか責任感が強い人の心って案外こんな……卑怯なこころが渦巻いているものかもしれないわ……。

自分がその人を守ってあげてるんだ、あの子は私が居ないとだめだから……なんて思って気持ち良くなるの。

以下略



217Res/78.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice