100: ◆jFOAtUBOww[saga sage]
2016/01/03(日) 14:58:48.08 ID:nAl1B+oA0
第7話「バック・トゥ・スクールデイズ」 その1
「おい倒辛。ご注文の品が出来たぞ。」
敬座はハイパーゼクターを持ってきて滅正に渡した。
「おお、スゲェな。ありがとうだぜ」
「滅正、何なのそれ。」
「これはハイパーゼクター!カブトがパワーアップするためのゼクターだ。もうじき知残の分も出来るっぽいね。」
「え、そうなの?どんなことができるの?」
「そうだな。ハイパークロックアップによって驚異的なスピードを使用可能、時間跳躍も···」
「時間跳躍って···タイムトラベル!?」
「まぁそうだね。その力でカブトはガタックを爆死から救ったんだ。」
「すごぉーい!見てみたい!ねぇ敬ちゃん、これってもう使えるの?」
「あ、このあと倒辛とテストをするつもりだったんだが、一緒に行くか?」
「うん。是非是非!」
「それじゃあ、庭に行くか。あそこなら広いしな。」
四人は庭に行き、滅正は雷滅に変身した。
「よし、倒辛。ハイパーゼクターを使ってみてくれ。」
雷滅は言われた通り、ハイパーゼクターを腰に装着してホーンを倒した。
すると、敬座はパソコンを見てある事に気付いた。
「ん?おかしい···姿に変化がないのにエネルギーが上昇している···まさか!」
「どうしたの?敬ちゃん!」
「急げ!倒辛からハイパーゼクターを引き離すんだ!別の次元に飛ばされるかも···!」
その言葉を聞いた知残は雷滅のところに行ってハイパーゼクターを外そうとした。
「痛たたた···知残、どう?」
ハイパーゼクターのエネルギーが流れている雷滅には、既に激痛が走っていた。
「うぅ···こっちも···取れない···!」
「まずい、今すぐプログラムをリセットしないと···!神川!これをつなげてくれ!」
敬座は長く伸びたミノムシクリップを知残に投げ渡した。
その次の瞬間、ハイパーゼクターが発した光に包まれた雷滅と知残の姿がドロンと消えた。
「知残ちゃん!滅正!」
「そんな···遅かったか···」
庭にはミノムシクリップが転がっていた。
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