77: ◆jFOAtUBOww[saga sage]
2015/12/30(水) 15:49:05.22 ID:6690BrN50
第4話「恐怖心の呪縛」 その3
大滝、ノージャス、敬座の三人は高校の屋上に着いた。
やはり、宏が飛び降りようとしていた。
「宏!やめてくれ!君を失ったら僕は···」
「黙れダメ親父!お前と一緒に暮らすぐらいなら死んだ方がマシなんだよ!」
そう言って宏は身を投げた。
「ああ、宏!」
「···心配は無用!」
その時、敬座の愛車スカイマシーンが飛行機の状態で現れ、空中で宏を受け止めた。
「凄い、さすが敬ちゃん!」
「おのれ、貴様ら、私の完璧な計画を···」
オーラに身を包んだボーンが出現した。
「人の命を弄んだ罪は重いよ。変身!」
ノージャスと敬座はライダーに変身してボーンに攻撃を仕掛けた。
知残は滅正の部屋に入った。
「ねぇ、滅正···」
「もういいでしょ···皆俺のこと···」
「輝ノ助たちはそうかもしれない。でも、あたしたちがいるじゃん。」
「えっ···」
「結局、皆の信頼とか評価じゃなくて、近くにいる人の信頼なんだよ。皆がどう思っていても、あたしたちは友達でしょ。」
ノージャスの言葉を聞いた大滝のように滅正は顔を少し上げた。
「じゃあ、あたし、ノージャスと敬座手伝ってくる。」
知残はブレイドユニットとラウズアブゾーバーを置いて部屋を出た。
滅正はユニットとアブゾーバーを手に取り、何秒か見つめていた。
知残が屋上に到着すると、正無とVOがボーンに苦戦を強いられていた。
「敬座!ノージャス!あたしも行くよ!変身!」
知残はティアに変身してボーンにホッパーナギナタで攻撃した。
攻撃をモロに喰らったボーンに隙ができ、そこで正無とVOが同時キックを決めた。
「どんどん行くぞ!」
VOはオーガに変身し、オーガストランザーでボーンに斬攻撃を繰り出した。
続けて威吹鬼に変身したティアとゾルダに変身した正無が弾丸を連射してボーンに攻撃した。
「ぬおっ、ちっ、最後の手段を使うしか···!」
ボーンはティアを攻撃して変身解除させ、自分の盾にした。
「貴様ら!私を攻撃すればこの女の命はないぞ!」
「くっ、この卑怯者!」
「卑怯とは失礼な。これも立派な戦術の一つさ。」
「うぅっ···」
正無ゾルダとVOオーガは悔しさを隠せなかった。
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