87: ◆jFOAtUBOww[saga sage]
2016/01/01(金) 19:05:39.22 ID:Af6RHD2T0
第5話「もう一人の自分」 その2
次の日、四人はノージャスの推理が本当か確認するため、知残、敬座、滅正とノージャスに分かれて三人の尾行を開始した。
知残は笹野、敬座は小塚、滅正とノージャスは翼をそれぞれ追跡した。
三人はなぜか同じ地下道の中に集まり、尾行していた四人も合流した。
「やっぱり、三人集まってるね。」
「ここは隠れて様子をうかがってみようか。」
四人は壁に隠れて三人の様を見た。
四人が隠れてすぐ、三人の前に怪人が出現した。
「今日も頑張ったわね、私の坊やたち。」
「待て怪人!」
四人は壁から姿を現した。
「あら、あなたたち、このクロードミラーにやられにきたのかしら?」
「その前に、本物の三人はどこだ!」
「皆私の脳内、ミラーブレインで生きてるわよ。ただし、返して欲しいなら、私を倒すことね!」
「望むところよ!変身!」
四人はライダーに変身、ミラーに攻撃した。
だが、ミラーのボディは鏡のように硬かった。
「硬っ!ならこれでいくよ!」
正無はチェイサーに、ティアはバロンマンゴーアームズに変身して、武器を思いっきり叩きつけた。
ミラーのボディには多少の傷がつき、隙ができたところにガイに変身したVOがストライクベントを放った。
そしてそこに追い打ちをかけるようにキバドッガフォームに変身した雷滅の一撃が決まった。
「おのれ、こうなったら、坊やたち!」
ミラーが合図をすると、三人がミラーとほぼ同じ姿に変貌し、四人に襲いかかってきた。
「本物より防御力は落ちているはず、一気に決めよう!」
四人は元の姿に戻り、クアドラプルライダーキックで分身ミラーを撃破した。
「ふぬ〜っ、よくも私の坊やたちを···喰らいなさい!」
ミラーは両腕を伸ばして正無を掴み、そのまま自分の体の鏡に吸収した。
「ノージャス!····貴様ァ!」
VOが怒りを胸にミラーに突撃していくと、また正無のように吸い込まれてしまった。
「うああああああっ!」
「さぁ、次はあんただよ、お嬢ちゃん。」
ミラーの片腕がティアを掴んだその時、雷滅はクレイジーナイフで腕に斬りかかった。
「知残を···ノージャスと敬座も助ける!」
「邪魔だい!どきな!」
ミラーのもう片方の腕が雷滅を突き飛ばし、ティアが吸収されてしまった。
「知残!····そんな···」
「敢えてあんたは吸い込まないよ。あんた、一人だと何も出来ないらしいからね。」
そう言ってミラーはその場から離れていった。
追う気力もなく変身解除して膝をついた滅正は、ただ悲しんでいた。
次回第6話「叶えたかった夢」につづく。
雷滅新フォーム「雷滅サバイブ」登場!お楽しみに!
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