過去ログ - ローマ「起きたら雪だるまになってた」【艦これ】
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7: ◆xedeaV4uNo[sage]
2015/12/26(土) 17:39:53.66 ID:5XBrIuKi0

そんな評価が付いて回れば私に寄り付く艦娘なんていない。例外も中にはいるけど結局は例外だ。

曲がり角でばったり会った駆逐艦の娘が私を見るなり言葉に詰まったように固まる。

ちっくしょう、あんたは直前まで笑ってただろうに私の顔を見るなりこれか。

頭の上では姉さんが柔らかい声でその子に挨拶をし、その子もしどろもどろながらとチャオと返すのが聞こえてくる。

不意に姉さんが肘で小突いてくる。

普段なら体で見えないような小突き方でも、今だと肘が思いっきり頭に当たる。

ちゃんと挨拶しろと言いたいんだろうけど、私は鼻を鳴らして拒絶してしまう。

姉さんはこんな私を心配してくれるけど、これはどうにもならない話だ。

私がそういう在り様を受け入れてしまっているのだから。

結局、私はその子と何も話さなかった。

それにしても、ここまでで確実に分かってるのは誰も私の異変には気づいてないということか。

考えてみれば姉さんでさえ気づかないのだから、より関係の薄い艦娘たちが気づかないのは当然かもしれない。

そう考えないとやってられなかった。明らかな異常事態なのに私一人しか認識できていないなんて。

しかも今日はこれから演習があって、この状態で艤装をつけると考えると気が重い。




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