15:名無しNIPPER[saga]
2015/12/27(日) 15:07:15.50 ID:bauBs7zr0
「おーい」
今日は学校が無い日と言っていましたからね。
最近よく見る制服とやらではなく、響らしい軽い見た目の格好でやってきました。
「来たよ」
「えぇ」
いつの間にか履物を脱ぎ、素足で砂の上を歩く響。
何かを背負っている様で、普段以上に足下を砂に取られています。
しかし、そんなことを気にも留めること無く、響は白い歯をこちらに向けて笑うのです。
「嬉しそうだね」
「はい?」
「分かってる、自分が来たからね」
そう言って、響は胸を張りながらにやにやとした表情を浮かべています。
ずっと変わることのない、響の癖です。
どこか憎たらしい顔に、あの頃の面影が見え隠れしています。
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